生命倫理研究会(2018年度)

院生代表者

  • 髙木美歩

教員責任者

  • 小泉義之

企画目的・実施計画

本研究会の目的は、生命倫理学に関する基礎的な研究力を養うことである。
実施計画としては、月に1度読書会を開催し、生命倫理に関する重要文献・論文の輪読を行うことを活動の基本とする。また、2018年12月から翌年2月を目途に、読書会で検討したテキストの著者をお招きして公開研究会を行う。招聘する講師は2018年9月までに確定し、報告する。

活動内容

 活動内容は、月に1度、読書会を行う。各読書会の担当を決定し、それぞれのメンバーが1-2回、レジュメを作成し発表を行う。基本の活動に加えて、常時発表者を募り、希望があればその都度研究会を開催して、互いに助け合いながら各自の研究の発展を目指す。

  • 【2018年度生命倫理研究会 公開研究会】
  • 2018年度生命倫理研究会 公開研究会「ディスエイブルな人々の倫理を考える――責任や非難の視点から」

    日時:2019年2月9日(土)13:30~16:50(開場13:00)
    会場:キャンパスプラザ京都 第一演習室(5階)http://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto
    講師:佐々木拓先生(金沢大学)

    申し込み締め切り:2019年2月6日(水)、懇親会へ参加を希望される場合は2月4日(月)までにご連絡ください。
    申し込みフォーム:https://goo.gl/forms/nJMvNfjCEi3DXIHF2

    【プログラム(入退場は自由)】
    13:30~13:35 企画趣旨説明
    13:35~14:30 佐々木拓先生(金沢大学)による講演
    14:30~15:00 特定質問者およびフロアによる質疑応答
    15:00~15:10 小休憩
    15:10~15:50 研究会院生の関連した発表
    15:50~16:30 佐々木先生からのコメントおよびフロアからの質疑応答
    16:30~16:50 総合的なコメントなど
    18:00~20:00 懇親会(参加費4000円程度、会場付近、希望者のみの事前予約制)

    【注意事項】
    会場の都合上、席に限りがあり、当日直接お越しいただいても参加いただけない場合があります。
    懇親会含め、申し込みが定員に達し次第、参加受付を終了させていただきます。
    何らかの配慮が必要な方がいらっしゃいましたら、2月6日までにご連絡ください。
    各種お問い合わせは【研究会代表者:髙木(gr0239vh■ed.ritsumei.ac.jp、■をアットマークにかえて送信してください)】へお願いいたします。

    佐々木先生のご講演については、事前勉強会で検討した
    佐々木拓(2015)「依存行動への責任を限定する:レヴィの自我消耗仮説と規範的統制原理の適用可能性」『倫理学年報』(64): 189-202.
    佐々木拓(2016)「依存症と自由意志」『倫理学研究』(46): 133-44.
    佐々木拓(2017)「非難の倫理学は何を説明しようとしているのか : BLAME: Its Nature and Normsサーベイ論文」『哲学・人間学論叢』(8): 1-14.
    上記3本にお目通しいただくと、より理解が深まるかと思います。

    成果及び今後の課題

     成果としては、2018年6月から2019年1月まで、長期休暇期間を除き、月1度の読書会を継続した。2018年9月から公開研究会に向けて会議・問い合わせ等の準備を行った。2018年12月には公開研究会に向けて2回事前勉強会を行った。2019年2月には、金沢大学の佐々木拓先生をお招きし、キャンパスプラザ京都にて「2018年度生命倫理研究会 公開研究会『ディスエイブルな人々の倫理を考える――責任や非難の視点から」」を開催し、5名ほどの参加者を加えて議論を行い、無事終了した。
     2018年度は計画通り予算を執行し、読書会を定期的に開催できた。また、研究会のメンバー全員が1度または複数回発表を担当し、基礎研究力の向上に貢献できたと思われる。今後も定期開催を継続しつつ、読書会で取り扱うテキストの幅を広げ、院生の基礎研究力の向上に資する、より充実した研究会となるよう心掛けたい。

    構成メンバー

    髙木美歩
    北島 加奈子
    笹谷絵里
    塩野麻子
    OUYANG Shanshan
    寺田拓矢
    笹谷絵里

    先端研 刊行物 学術誌 プロモーションビデオ