台湾研究会
院生代表者
- 時 嘉賓
教員責任者
- 井上 彰
企画目的・実施計画
先生の方々は「台湾」のことをよくご存じですか?嘗て「フォルモサ(麗しの島)」と呼ばれるこの小さな島は400年に近い激動の歴史を持っています。特にグローバル化が激しく進む現在、台湾という政治実体を国際社会から孤立することはすでにできなくなったし、「台湾」を研究する際、常に国際的な視点を持たないと島内に変わり続ける現象を理解することは難しいと思います。だが、台湾研究という分野自体がとても若く、しかもほとんどは政治・経済・外交といった三つの方面に集中しており、それ以外の課題に関して研究活動を行なっている研究者たちはいつも孤独を感じています。もしお互いに話し合える場所があるとしたら、きっとより全面的に台湾を認識することが可能ではないでしょうか。さらに、大陸出身者である私にとって、直接に台湾人と交流する機会は非常に貴重で、両岸の関係を円滑に維持するために、うまくコミュニケーションをとるのが第一歩だと言われるように、この「台湾研究会」に含まれた意義が絶大だと言っても良いだろう。要するに、相手の声をきちんと聞き、それぞれの研究テーマの枠を超えて、中国大陸と台湾といった異なる立場から「心平気和(心を平らに、気を和らげる)」でフォルモサの美しさを語り、400年の歳月に潜む喜怒哀楽を味わうことは最大の目的です。
構成メンバー
- 時 嘉賓(先端総合学術研究科公共領域2013年度入学)
- 陳 昇延(国際関係研究科(前期) Global Cooperation Program)
- 王 馨敏(国際関係研究科(前期) Global Cooperation Program)
- 任 慕(国際関係研究科(後期) Global Cooperation Program)