ろう研究会
院生代表者
- クァク・ジョンナン
教員責任者
- 立岩 真也
企画目的・実施計画
本研究は、聞こえない・聞こえにくい子ども(ひと)の教育・言語・医療の議論・実践の変遷について、デフ・スタディーズ、障害学、社会言語学から考察することを目的とする。具体的には聴覚障害教育の分野で注目されている文献の精読を行いながら、互いの関心を共有するとともに、意見交換を通して問題意識を深めることを目指す。また、多様化した聴覚障害児者の教育・コミュニケーションの実施現場を調査し、現状の把握と分析に力を入れる。
活動内容
- 第1回:打ち合わせ
2013年4月16日(火)13:00-16:00、立命館大学衣笠キャンパス創思館416号 - 第2回:博士論文構想発表会の検討会
2013年7月16日(火)14:00-17:00、立命館大学衣笠キャンパス創思館416号
題名:「日本の聴覚障害教育における人工内耳の受けとめ方の変遷」 - 第3回:ろう大会に参加
「第25会ろう教育を考える全国討論集会in長崎」に参加、2013年8月16日(金)-2013年8月18日(日)、長崎市、長崎大学文教キャンパス - 第4回:公開企画
「聴覚障害に関わる研究を進める上での倫理と配慮のあり方」
2013年12月23日(月)14時-17時、立命館大学衣笠キャンパス学而館201号
講師: 甲斐更紗 - 第5回:読書会
大沼直紀(おおぬま・なおき)2012「人工内耳によって「ろう文化」はなくなるか?――ろう者の言語権・文化権と「音を聞く権利」を両立させる」、中邑賢龍(なかむら・けんりゅう)、福島智(ふくしま・さとし)編『バリアフリー・コンフリクト――争われる身体と共生のゆくえ』東京大学出版部、51-71
2014年2月5日(水)13時-16時、学而館201号 - 第6回:見学
2014年3月7日(金)-2014年3月8日(土)、聞こえない・聞こえにくい老人のための「特別養護老人ホーム 淡路ふくろうの郷」に見学、兵庫県洲本市中川原町中川原28番地1
成果及び今後の課題
今年度は、博士論文構想発表会の検討会、ろう大会に参加、聴覚障害者の施設への見学、講演会の開催、読書会などさまざまな活動を行った。そのなか、メンバー3名が博士論文構想発表を済ませた。今後は、研究発表や文献講読に集中し、博士論文執筆や学位請求論文の提出に力を注ぎたい。
構成メンバー
- イム・ドクヨン
- 権藤真由美
- 田中多賀子
- 番匠健一
- 野島晃子
- クァク・ジョンナン