生命倫理研究会(2012年度)
院生代表者
- 鍾 宜錚
教員責任者
- 小泉 義之
企画目的・実施計画
本研究会は、人の生命(生死)をめぐる問題に関する先行研究を取り上げ、倫理的観点から検討することを目的としている。2012年度は、生命領域院生を中心に2ヶ月に1回のペースで研究会を開催し、参加メンバーの研究課題に沿った文献講読や研究発表を行ない、議論を通して参加者の見識を深め、各々の研究の発展に繋げていく。研究者同士が切磋琢磨できる場を設けて、新たな視点や方法論を展開することに本研究会の存在意義があるといえる。
活動内容
- 日時、場所:2012年5月25日、16:30-18:00、創思館405
内容:鍾宜錚「台湾の『安寧緩和医療条例』から捉えた『善い死(善終)』の作法」 - 日時、場所:2012年6月7日、16:00-18:30、学而館202
内容:家住裕美子「メチニコフの思想と明治期で日本での受容—死生学前史の試み」
由井秀樹「不妊治療を経て実子のいない養育里親家族が形成されるプロセスに関する研究:就学前児童を養育する里母の語りから」 - 日時、場所:2012年8月5日、16:00-18:30、学而館202
内容:小西真理子「自己紹介に嗜癖する―ギデンズ、フーコーを手掛かりに」
徳山貴子「宝月理恵『戦後日本における歯科衛生士の専門職化—口腔医療をめぐる支配管轄の変容から―』」 - 日時、場所:2012年10月23日、15:00-18:00、学而館202
内容:由井秀樹「配偶子提供、代理懐胎における『子の福祉』—AID出生者の事例から」
鍾宜錚「現代台湾人の死生観について―『安寧緩和医療条例』の成立を手がかりに」
家住裕美子「メチニコフの思想とイワン・イリイチの死—死生学前史の試み」 - 日時、場所:2013年3月14日、14:00-17:00、学而館202
内容:由井秀樹「日本における人工授精普及過程に関する歴史的検討:生殖の医療化の進展」
小西真理子「Similarity and Difference between the Ethics of Care and “Amae” —Comparing Men/Women with Western/Japanese Culture—(ケアの倫理と『甘え』の概念の類似性と差異性—男性/女性文化および西欧/日本文化の比較—)」
鍾宜錚「台湾における終末期医療に関する法改正と現状」
年度総括
今年度は計5回の研究会を行なった。その内容は主に各自の研究の進捗状況を発表し、議論し、その後の学会発表や論文執筆に有用な視座が与えられた。研究会で他者の発表を聞くことで、参加者も刺激を得ることができた。
今後も引き続き参加者が相互に刺激を与え合い、各々の研究を進捗させる一つの拠点として研究会を位置づけていきたい。
構成メンバー
- 鍾宜錚(代表者)
- 吉田一史美
- 由井秀樹
- 小西真理子
- 徳山貴子
- 馬場久理子
- 堀元樹
※本研究科院生のみ記載