論理学研究会(2012年度)
院生代表者
- 角田 あさな
教員責任者
- 吉田 寛
企画目的・実施計画
本企画の趣旨は、論理学を初歩から学び、研究に必要な基礎知識を身につけようというものである。本研究会は、立命館大学文学部の伊勢俊彦先生を中心として、2011年4月から継続して行っているものである。前年度に引き続き、参加者が文献の要約などを適宜発表し、その後、その内容についての補足やコメント、および質疑応答を行うというセミナー形式で、月2回を目処に行う。論理学とはどのようなものか、その基本知識を身につけることを目的とする。
活動内容
第1回研究会
日時:2012年5月1日(火)18時00分~19時30分
場所:創思館410
テキスト:飯田隆『言語哲学大全Ⅱ 意味と様相(上)』、第1章「論理実証主義の言語哲学」、1節「運動としての論理実証主義」および、2節「ウィトゲンシュタインと論理実証主義」
発表者:角田 あさな
第2回研究会
日時:2012年5月21日(月)18時00分~19時30分
場所:創思館409
テキスト:飯田隆『言語哲学大全Ⅱ 意味と様相(上)』、第1章「論理実証主義の言語哲学」3節「意味と検証」
発表者:小西 真理子
第3回研究会
日時:2012年7月11日(水)18時00分~19時30分
場所:創思館406
テキスト:飯田隆『言語哲学大全Ⅱ 意味と様相(上)』、第1章「論理実証主義の言語哲学」3節「意味と検証」
発表者:小西 真理子
第4回研究会
日時:2012年7月30日(月)18時00分~19時30分
場所:創思館406
テキスト:飯田隆『言語哲学大全Ⅱ 意味と様相(上)』、第3章「分析性の退位」
発表者:田邉 健太郎
第5回研究会
日時:2012年9月10日(月)18時00分~19時30分
場所:創思館406
テキスト:飯田隆『言語哲学大全Ⅱ 意味と様相(上)』、第3章「分析性の退位」
発表者:田邉 健太郎
第6回研究会
日時:2012年10月22日(月)18時00分~19時30分
場所:創思館312
テキスト:飯田隆『言語哲学大全Ⅱ 意味と様相(上)』、第3章「分析性の退位」
発表者:田邉 健太郎
第7回研究会
日時:2012年10月29日(月)18時00分~19時30分
場所:創思館312
内容:次回以降の講読テキストについての打ち合わせ
第8回研究会
日時:2012年11月19日(月)18時00分~19時30分
場所:創思館312
テキスト:青山拓央『分析哲学講義』、講義1「分析哲学とは何か」
発表者:新田 千春
第9回研究会
日時:2013年1月10日(木)18時00分~19時30分
場所:創思館409
テキスト:青山拓央『分析哲学講義』、講義3「名前と述語」
発表者:田邉 健太郎
第10回研究会
日時:2013年1月30日(水)18時00分~19時30分
場所:創思館409
テキスト:青山拓央『分析哲学講義』、講義2「意味はどこにあるのか」
発表者:山田 由紀
第11回研究会
日時:2013年2月21日(木)18時00分~19時30分
場所:創思館406
テキスト:青山拓央『分析哲学講義』、講義4「文脈理論と全体論」
発表者:角田 あさな
第12回研究会
日時:2013年3月29日(金)18時00分~19時30分
場所:創思館406
テキスト:青山拓央『分析哲学講義』、講義5「意味はどこに行ったか」
発表者:新田 千春
成果および今後の課題
本研究会では、2012年度を通して、12回の研究会を実施した。今年度は、昨年度からのテキストであった飯田隆『言語哲学大全』の精読を終了し、言語哲学において、数学や論理に属する命題がわれわれの取り決めによって真であるという規約主義がどのようにして成立し、解体したかを知ることができた。しかしながら、前期は一部のメンバーのみの関心に傾き、議論への参加者が限られてしまったことを反省し、後期は、本企画の本来の目的でもあった「初歩」へと立ち戻り、より多くのメンバーが議論に参加できるようなテキストへと変更した。今後も、より多くの参加者の哲学的関心/知識欲に沿うテキストを選択し、本研究会が各々の研究の手助けとなるよう目指したい。
構成メンバー
- 大貫 菜穂(表象領域)
- 角田 あさな(表象領域・代表者)
- 小西 真理子(生命領域)
- 下門 史幸(表象領域)
- 田邉 健太郎(表象領域)
※本研究科院生のみ記載
LAST UPDATE: 20130322