「障害者とjob&work」研究会(2024年度)

院生代表者

  • 竹村 文子

教員責任者

  • 後藤 基行

概要

【目的】本研究会は障害者の働くことに関する研究を行なっている院生が共同研究を通じて、各院生の博士論文執筆に必要な研究力を向上させることを目的とする。本研究会メンバーが研究対象とする障害種別は様々である。メンバーには視覚障害者、聴覚障害者、身体障害者、精神障害者、知的障害者に関する研究を行なっているものがいる。院生同士協働・討論する能力を培い、研究する力を身につける。各個研究を「job&work」のテーマのもとで編集し、より大きな成果へとつなげる実践的能力を培い、独創的な協働研究を組織できる研究者となる。

【方法・内容】毎月定例会を対面またはZoomで開催し、各院生の研究動向を発表し、討論を通じて学術研究の発展に寄与できる実践力を養う。また、研究目的に沿った研究者に講演してもらい、理解を深める。

【意義】障害種別によって合理的配慮を含めた労働条件、雇用方法は大きく異なる。修了生である駒澤により精神障害者の働き方について明らかにされたことは多い。しかし、同じ精神障害者でも異なる困難さを見いだすこともできる。また、現在、特別支援教育を受けている児童生徒や不登校児童の増加により障害者雇用の拡大は予想され、全労働人口減少の中、課題も多い。障害者雇用として、特例子会社、A型・B型就労継続支援事業所は急増し、ビジネスとして成長している。このような状況下、異なる視点で共同研究することにより、各自の研究もまた深まり実践的な能力が培われると考える。

【参考文献】駒澤 真由美 2022 『精神障害を生きる――就労を通して見た当事者の「生の実践」』,生活書院.

活動内容

構成メンバー

竹村 文子
栗川 治
宮本 敬太
大矢 雅之
篠田 紀一郎
種村 光太郎
山口 和紀
山本 由紀子
原田 武彦
大橋 一輝
田場 太基

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