「日中社会の死生学」研究会(2024年度)

院生代表者

  • 岳 培栄

教員責任者

  • 阿部 朋恒

概要

 高齢化が進行する中、中国は年間死亡者数が増加し続ける「多死社会」へと移行しつつある。感染症による大量死、高齢者ケア、社会保障、終末期ケア、葬儀など、死に関連する議論は重要性を増している。本研究会は、先端研の「中国社会における死」に関連する研究を行っている院生を集め、定期的に読書会や研究成果報告会を開催し、積極的に国際交流も行うことで、共同研究を促進することを目指している。これにより、各メンバーの研究水準の向上とともに、日本における中国社会の死にまつわる研究のコモンズを創出することが期待される。
 本研究会は、社会学、哲学、文化人類学、宗教学など複数の専門分野から集まった5名のメンバーで構成されている。さらに、ゲスト・メンバーとして学外からの4名の若手研究者が加わっている。彼らは、病の文化と死生観に関する研究を行っている呉薇氏(東京大学人文社会系研究科死生学応用倫理研究室博士後期課程)、中国都市部葬儀空間・サービスの創出に関する研究を行っている陳旻氏(筑波大学人文社会科学研究科歴史・人類学専攻博士後期課程)、中国都市部の葬儀における遺体観に関する研究を行っている唐沈琦氏(中国復旦大学社会発展公共政策研究科人類学民族学研究所博士後期課程)、近年中国の仏教団体が高齢者ケアに参入する現象を研究している徐天愛氏(中国中央民族大学民族学および社会学研究科人類学博士前期課程)である。

活動内容

構成メンバー

岳 培栄
談 拉成
範 宸宇
呉 海鴎
王 雨楊

活動歴

2022年度の活動はコチラ

先端研 刊行物 学術誌 プロモーションビデオ