ポスト世俗化の時代からみた社会のありよう: デイヴィッド・ライアン『ジーザス・イン・ディズニーランド』刊行企画


プログラム

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日時・場所

日時:2021年3月4日(木) 14:00-16:45 (開場 13:50)
プラットフォーム:Zoom(オンライン)
参加費無料・事前予約制

主催者

立命館大学先端総合学術研究科2020年度院生プロジェクト・思想の思想研究会

企画趣旨

ポストモダンの時代においてディズニーは、多文化多種族共生やジェンダーをめぐるさまざまな問題をベースにした作品を発表していった。そしてそのことは、個々の多種多様な価値観の尊重と結びつくことで、これからの生き方の構想を示している。
他方で、ディズニーランドは消費社会下で作られたテーマパークであり、個人の主体性な選択の一つのなかで、人々を惹きつける場となっている。
デイヴィッド・ライアンは、この状況を宗教的観点から検討することで、ポスト世俗化の新たな可能性について探求した。
本企画は、ライアンの著書『ジーザス・イン・ディズニーランド』の訳者を招いて、ライアンの思想や議論の射程を探る試みである。

プログラム

  • 第一部
  • オープニング
    訳者一同(大畑・小泉・芳賀・渡辺)による報告
    コメント(箱田)
    小休憩

  • 第二部
  • コメント(清水)
    質疑応答
    全体討議
    クロージング

報告者

大畑凛(大阪府立大学)
小泉空(大阪大学)
芳賀達彦(大阪府立大学)
渡辺翔平(大阪府立大学)

コメンテーター

清水知子(筑波大学)
箱田徹(天理大学)

司会

安田智博(立命館大学)

登録方法について

登録方法:Google Form
https://forms.gle/62CwoM2SJEMeGH8N7
2021年3月2日(火)までに、ご登録下さい。
Zoomの回線の都合上、先着80名までとなります。
大変恐縮ですが、定員に達した場合は、受付は終了となります。
→ご登録いただけたら、参加に必要なURLを、前日の午後にお送りします。
※登録の際に注意していただきたい点
トラブルが生じるおそれがあるため、当日Zoomをご利用される際のお名前と、申込でご登録されるお名前を同じものにして下さい。
Google Formから返信が必ずあります。返信がない場合は下記の問い合わせ先まで、ご連絡下さい。

その他注意していただきたい点

必ず、ビデオとマイクをオフにして下さい。
※Zoomのご利用が初めての方は、事前に接続テストができます。 https://zoom.us/test
手話通訳が必要な方は、表示方法を「スピーカービュー」ではなく「ギャラリービュー」とすることをお勧めいたします。
※参加者のビデオの右肩にある「…」(設定ボタン)で「ビデオオフの参加者を非表示」にしていただくと、ビデオがオンの状態にある「発表者」の画面と「手話通訳者」の画面が大きく表示されます。
※スピーカービューやギャラリービューに切り替えて、見やすい方法でご視聴ください。
視聴者の機材や通信環境により、映像や音声の乱れ、停止等が起こる場合があります。特にWi-Fi/無線LAN環境で視聴される方はご注意下さい。
携帯電話回線での視聴は推奨しません。やむを得ずスマートフォン等で視聴される場合はデータ通信の上限にご注意下さい。

お問い合わせ先

dement0794[at]gmail.com(安田)
※atを@に変更

報告者プロフィール

大畑凜(おおはた・りん)
大阪府立大学大学院博士後期課程。著書に『軍事的暴力を問う――旅する痛み』(共著、青弓社、2018年)、論文に「責任と原則――戦後責任論争の現在」(『福音と世界』2020年9月号)、「人質の思想――森崎和江における筑豊時代と「自由」をめぐって」(『社会思想史研究』44号、2020年)等。

小泉空(こいずみ・そら)
大阪大学大学院博士後期課程。論文に「はかなきものたちのために――ジャン・ボードリヤールの68年論」(『年報カルチュラル・スタディーズ』Vol. 8、2020年)、「居住不可能なところに住むこと――ヴィリリオの空間論」(『人間社会学研究集録』12号、2017年)等。

芳賀達彦(はが・たつひこ)
大阪府立大学大学院博士後期課程。論文に「警察と顔役――大阪市内闇市の組織化に関する考察」(『人間社会学研究集録』2018年13号)。訳書にデヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』(共訳、岩波書店、2020年)等。

渡辺翔平(わたなべ・しょうへい)
大阪府立大学大学院博士後期課程。論文に「『アスペルガー』と改善の物語――素人専門家による自閉症スペクトラム障害の描写の一例」(『人間社会学研究集録』15号、2020年)等。

コメンテーター プロフィール

清水知子(しみず・ともこ)
筑波大学人文社会系准教授。専門は文化理論、メディア文化論。著書に『文化と暴力ー揺曳するユニオンジャック』(月曜社)、『ディズニーと動物ー王国の魔法をとく』(筑摩選書)、訳書にデイヴィッド・ライアン『911以後の監視』(明石書店)、ジュディス・バトラー『アセンブリー行為遂行性・複数性・政治』(共訳、青土社)、A.ネグリ/M.ハート『叛逆ーマルチチュードの民主主義宣言』(共訳、NHKブックス)等。

箱田徹(はこだ・てつ)
天理大学人間学部総合教育研究センター 准教授。著書に『フーコーの闘争――〈統治する主体〉の誕生』(慶應義塾大学出版会)。訳書にユルゲン・ハーバーマス/チャールズ・テイラー/ジュディス・バトラー/コーネル・ウェスト/クレイグ・カルフーン 著, エドゥアルド・メンディエッタ/ジョナサン・ヴァンアントヴェルペン 編『公共圏に挑戦する宗教──ポスト世俗化時代における共棲のために』(共訳、岩波書店)等。

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