小川さやか:2018年度業績一覧
書いたこと(論文その他)
査読あり論文
・「序にかえて―現代的な消費の人類学の構築に向けて(特集:現代消費文化を捉える人類学的視点の探求」『文化人類学』(日本文化人類学会)第83巻1号:47-57.
査読なし論文・小論
・「香港の華麗なる全身商売人(特集:Self-Fashioning from Asiaあらかじめ決められない流儀(スタイル)へ)」『STUDIO VOICE』Vol.414: 130-131。2019年3月。
・「緩慢な移動を可能にする海賊システム―中国・香港におけるアフリカ系交易人を事例に」『環太平洋文明研究』3号:122-133、2019年3月。
・「タンザニアの気づいてもらえる仕組み」『公研』11月号:14-15。2018年12月。
・「「他動力」―香港のタンザニア人たちの多動力」『現代思想』11月号:148-158、2018年12月。
・「自生的秩序のつくりかた―香港のタンザニア人によるSNSを通じた交易(特集アナキズムとキリスト教)」『福音と世界』73(10):24-29、2018年10月。
・「ついでの親切が築き上げるセーフティネット」『作業療法ジャーナル』52(11):1107 、2018年9月。
・「後ろめたくないお金は実現可能か」『仕事文脈』(タバブックス)12巻:10-15、2018年5月。
・「香港在住のタンザニア人による中古車ビジネス」『中古品の国際貿易(中間報告書)』2018年4月、pp. 83-101。
連載原稿
・「チョンキンマンションのボスは知っている 最終回 チョンキンマンションのボスは知っている」『Web春秋』
・「チョンキンマンションのボスは知っている-第11回 人生は商機とともに」『Web春秋』
・「チョンキンマンションのボスは知っている―香港のアングラ経済と日本の未来 第10回 昼間のビジネス、夜のビジネス」『Web春秋』
・「チョンキンマンションのボスは知っている―第9回成功する者、転落する者」『Web春秋』
・「チョンキンマンションのボスは知っている―香港のアングラ経済と日本の未来 第8回 商売は後からついてくる―「その人らしさ」でつながるネットワーク」『Web春秋』
・「チョンキンマンションのボスは知っている―香港のアングラ経済と日本の未来 第7回 シェアリング経済を支える「TRUST」『Web春秋』
・「チョンキンマンションのボスは知っている―香港のアングラ経済と日本の未来 第6回 客はブローカーのもの、それ以外はみんなのもの」『Web春秋』約9000字
・「チョンキンマンションのボスは知っている―香港のアングラ経済と日本の未来 第5回 ビジネスに必須なのは「信頼の欠如」」『Web春秋』約9000字
・「チョンキンマンションのボスは知っている―香港のアングラ経済と日本の未来 第4回「ついで」が構築するセーフティネット」『Web春秋』約9000字
書評・インタビュー記事等
・(書評)「上半期の収穫」『週刊読書人』7月27日号。
・(広報記事)「香港の地下経済で見た最先端のエコノミーシステム」『RADIANT』9号: 10-11.
・(インタビュー記事)「文化人類学者・小川さやかさんに聞く。 タンザニア流、「借り」を回し合う経済」ソトコト(木楽舎)11月号、2018年12月
・(インタビュー記事)「文化人類学とはどんな学問?研究内容や学び方などを解説」『スタディサプリ』(https://shingakunet.com/gakumon/a1040/)。
・(講演原稿)「タンザニアの青少年たちの生き方から学ぶ、「現在」をたくましく生きぬくためのヒント」『東進タイムズ学部研究会ダイジェスト号』vol5:56-59.
・(冊子)小川さやか・椿昇・白くま先生, 「ずる賢いのは悪い事?―文化人類学と芸術から学ぶ不確実な世界でのサヴァイバル」, 『中学生まるびぃアートスクール記録集』, 金沢21世紀美術館,2019年。
話したこと(講演その他)
・(鼎談)大澤聡×岸政彦×小川さやか「『対話的教養』――分野横断を越えた知的基盤とは何か」『パートナーシップ委員会』立命館大学、京都府京都市、2019年1月27日。
・(招待講演)“”Sharing economy” and “Platform-civil society” among Tanzanians in Hong Kong”、経済発展研究会、一橋大学経済研究所、東京都国立市、2019年1月25日。
・(鼎談)小川さやか×椿昇×白くま先生「ずる賢いのは悪い事?―文化人類学と芸術から学ぶ不確実な世界でのサヴァイバル」金沢21世紀美術館アートスクール「魔法のコスチューム」特別企画こたつ座談会、金沢21世紀美術館、石川県金沢市、2019年1月5日。
・(シンポジウム)「趣旨説明」文化人類学会一般公開シンポジウム「現在・未来の経済社会に向けた人類学的知の再構築―ブロックチェーンからシェアリング経済まで―」、立命館大学、京都府京都市、2018年12月23日。
・(招待講演)「研究するための狡知―フィールドワークから論文化まで」「フィールドワーカーのための課題解決のフレームワーク」関西学院大学、兵庫県神戸市、2018年12月8日。
・(鼎談)松尾匡×小川さやか×岸政彦「楽しい反緊縮」、先端研公式イベント、マテリアル京都、京都府京都市、2018年11月30日。
・(招待講演)「未来の人類社会のあり方―タンザニア商人の生き方に学ぶ」世界思想社教学社 創業70周年記念パーティ、京都ホテルオークラ、京都府京都市、2018年11月10日。
・(招待講演)「信頼とずる賢さ-タンザニアにおける異質な他者とともに生きる技法」平成30年度滋賀県更生保護事業関係者顕彰式典、ピアザ淡海、滋賀県大津市、2018年10月24日。
・(招待講演)“When the auto-ethnography of anthropologist intersect with the auto-ethnography of investigator: A case study of SNS of Tanzanians in Hong Kong”, Seoul National University、Seoul, Korea, 2018年9月18日。
・(招待講演)“The Logic of “Open reciprocity” : Case study on the Sharing Economy and “Platform-liked Civil Society” among Tanzanians in Hong Kong”, Department of Anthropology, Yonsei University, Seoul, Korea,2018年9月17日。
・(招待講演)「香港に乗り出したタンザニア人によるシェアリング経済」京都精華大学主催『連続講座 現代アフリカのパワーと可能性を知る~ビジネスの視点から~』、新丸の内ビル、東京都千代田区、2018年8月10日。
・(特別講師)「その日暮らしの人類学―不確実な世界を生き抜く知恵と共同性」東進ゼミナール主催『大学学部研究会』、TKPガーデン品川、東京都港区、2018年8月10日。
・(国際学会)「自動翻訳ツールにできないこと―自言語による人類学の可能性」韓国文化人類学会2018年春季大会、国立ソウル大学、韓国、2018年6月9日。
・(国内学会)「被調査者のオートエスノグラフィーの参与する事―SNSで紡がれる香港在住のタンザニア人たちのライフヒストリーを事例に」日本文化人類学会第52回学術大会、弘前大学、弘前市、2018年6月2日。
・(パネリスト)「自分の言語で人類学すること」『日本文化人類学会・韓国文化人類学会共催連続セッション』日本文化人類学会第52回学術大会、弘前大学、弘前市、2018年6月2日。
・(招待講演)「タンザニアにおけるオルタナティブな路上空間の創出」56設計社主催『誰のものでもある場所の現在―アフリカ、ジャカルタ、京都から考える』、出町柳文化センター、京都府京都市、2018年4月29日。
・(コメンテーター)「松村圭一郎氏「アフリカの「分配のモラリティ」を語るということ」を受けて」京都人類学研究会4月例会、京都大学、京都府京都市、2018年4月27日。
・(招待講演)「その日暮らしの生き方と働き方」千葉県生産性本部主催『トップマネジメントクラブ』4月例会、京成ホテルミラマーレ、千葉県千葉市、2018年4月18日。
学会における主な活動(所属学会・現在務める委員等)
(所属学会)日本アフリカ学会,日本文化人類学会,関西社会学会
(編集委員等)京都大学人文科学研究所紀要『コンタクト・ゾーン』編集委員
海外出張等
2018年5月、2019年2月および3月に香港においてフィールド調査を実施し、タンザニア人組合の活動、交易のシステム、および移民や難民の権利とそれに関わる問題等に関して明らかにした。