立命館大学大学院先端総合学術研究科
『Core Ethics』Vol.21 2025年
論文
国立ハンセン病療養所における看取り看護の取り組みの実態
―全国10施設の質問紙調査から―
伊波 弘幸 p.1
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「ネットゲーム小説」ジャンルの成立
―2000 年代中国のゲームプレイとメディア環境を中心に―
武 澤威 p.15
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1930 年代中国における輸血の合法性をめぐる論争
―法律的・医学的・倫理的視点からの考察―
王 裕森 p.27
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お節介な商売人
―中国の公園お見合いにおける“ 紅娘”の役割―
岳 恒萱 p.39
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困り感を持つ生徒が多数在籍する高校での「居場所」に関する考察
―定時制課程の教師の聞き取りから―
北見 由美 p.53
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欲望の失敗:倒錯者による生のすり抜け
―ラカンによるジュネ『バルコン』読解をめぐって―
北村 公人 p.65
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他なるものとの関係性のなかで生成されるダンス
―身体と情動をめぐるダンサーのオートエスノグラフィ―
木田 真理子 p.77
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遊び心とともに変容する空間と身体
―荒川修作とマドリン・ギンズの思索を手がかりにした実践から―
木田 真理子 p.89
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司法的同一性「完成」への期待と法科学
―DNA 型鑑定の導入をめぐる科学と法の関係性の分析―
木村 祐子 p.101
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中秋節における月餅券の流通システム
―贈答文化と市場交換を架橋する論理―
孔 文浩 p.113
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被虐待経験のある自閉スペクトラム症女性のライフストーリー
―育児における連鎖から変換へ―
小林 孝子 p.125
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家族関係はどのように意味づけられるのか?
―高齢の元受刑者の女性の語りに着目して―
竹松 未結希 p.137
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重度知的障害児を「普通学級」に通わせる
―ライフヒストリーにみる保護者の「信念」をかたちづくった地域の学校生活―
竹村 文子 p.151
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ろう学生への情報保障の歴史研究
―全日本ろう学生懇談会を事例として―
種村 光太郎 p.165
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児童精神医学における不登校本人・家庭原因説の変遷
―「児童青年精神医学とその近接領域」の分析―
西岡 知香 p.177
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言友会の当事者運動と治すことの努力の否定の「吃音者宣言」
―民間矯正所から言語障害教育へ―
橋本 雄太 p.189
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ドゥルーズ&ガタリの資本主義論における隷属の論理と新自由主義の台頭
―『千のプラトー』を中心に―
濱中 健太 p.203
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精神障害者における就労支援の歴史に関する変遷
―1960 年代から80 年代前半における精神病院の「院外作業」に焦点を当てて―
原田 武彦 p.215
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「同一化」の行方
―ショタの受動性をめぐって―
彭 信文 p.229
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超肥満表象と象徴的移動
―映画『ギルバート・グレイプ』と『ザ・ホエール』を中心に―
宮内 沙也佳 p.241
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障害者運動と新左翼運動の一接点
―華青闘告発がもたらした影響の再検討―
山口 和紀 p.253
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研究ノート
「理解」と社会変革
―「他者の合理性の理解」アプローチと宗教経験の「相性の悪さ」から―
浅山 太一 p.267
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批評
書評:秦 正樹 著『陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム』
2022 年 中公新書
井川 仁美 p.281
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伊東さなえ著『ネパール大震災の民族誌』
ナカニシヤ出版、2024 年、191 ページ
河内 陽太郎 p.285
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中川克志『サウンド・アートとは何か―音と耳に関わる現代アートの四つの系譜』
(京都:ナカニシヤ出版, 2023 年12 月24 日, ix + 275 頁)
髙畑 和輝 p.289
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【書評】Hill C. M., A. D. Webber & N. E. C. Priston 編
『野生動物をめぐる対立を理解する―生物社会アプローチ』Berghahn Books, 2017 年
長谷川 莉帆 p.293
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書評:Games Girls Play: Contexts of Girls and Video Games
(少女が遊ぶゲーム: 少女とビデオゲームの文脈) Carolyn M. Cunningham 著
Lanham: Lexington Books, 2018 年.
間宮 琴子 p.297
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穏便なゾンビの行方
書評:福田安佐子 著
『ゾンビの美学―植民地主義・ジェンダー・ポストヒューマン』(人文書院、2024 年)
宮内 沙也佳 p.301
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宮坂靖子 編著『ケアと家族愛を問う 日本・中国・デンマークの国際比較』
(青弓社、2022 年、四六判、248 頁、1,600 円+税)
山本 由紀子 p.305
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