「共同連」における「共にいきる」ことを可能とする実践

院生代表者

  • 権藤 眞由美

教員責任者

  • 立岩 真也

企画目的・実施計画

  • 企画テーマ:「「共同連」における「共にいきる」ことを可能とする実践とはなにか」
    目的:共同連における対等な働き方と公正な分配方法、差別・偏見・能力主義への問い
    実施日:2013年10月23日(水)16時00分~19時00分
    場 所:創思館416 
    対談者・招聘者:立岩真也・共同連代表 堀 利和氏
  • 第30回記念共同連全国大会新潟大会参加
    日時:2013年8月24日(土)~8月26日(月)

    「共同連」の全国大会に参加し、「社会的企業」のモデルとなっている事業所の方々と交流を図り分科会にて意見交換 を行った上で、「共同連」の現在の課題や障害を持つ持たないにかかわらず共に働き生きることを可能としているもの が何かを分析する。

  • 「わっぱの会」見学
    日時:2014年2月20日(木)~2月21日(金)

活動内容

 2013年10月に研究会のメンバーだけでなく開かれた研究会にすることを目的に「「共同連」における「共にいきる」ことを可能とする実践とはなにか」というテーマで、共同連代表である堀利和氏と本学教員である立岩教授の対談を行った。教員、院生を含め12名の参加で「社会的企業」、障害のあるなしにかかわらない対等な働き方や公正な分配方法、能力主義について活発な議論をおこなった。
 また、院生個人の関心あるテーマに沿って、共同連全国大会に参加、愛知県名古屋市にある「わっぱの会」の各事業所見学などを行った。共同連全国大会に参加をした際には、障害の有無にかかわらず働き手である双方からの「共に働く」ことに関する現場からの報告を聞くことができた。ワークショップでは、「共に働く場」についての各々の取り組みや思い、工夫、悩みなどを意見交換し、「共に働く」ことを可能にする課題をグループごとにまとめ発表し交流を深めることができた。

成果及び今後の課題

 「「共同連」における「共にいきる」ことを可能とする実践とはなにか」というテーマを解明することは、障害を持つ人たちと持たない人が共に生きることを可能とするひとつのロジックである。1984年の結成大会基調で共同連結成にあたっての基本的一致点は①障害者差別とたたかう②障害者、健常者の平等性の追求③共に働く場、生活する場をつくっていくことであり、団体の中の強固な目的は現在も変わってはいない。そこには、仕事の能力に価値をおくのではなく共に生活を営む上でお互いが生活費を必要としているという前提のもと、支援する側される側の関係ではない労働の場における対等な関係が築かれるその過程には、障害の有無にかかわらず共に働く仲間、共に生きる仲間として、ひいては同じ社会生活を営む一員としての関係性が存在していることがわかったことは研究会の成果のひとつといってもいいだろう。

構成メンバー

  • 権藤眞由美
  • クァク・ジョンナン
  • イム・ドクヨン
  • 青木秀光
  • 坂井めぐみ
フランス現代思想研究会

院生代表者

  • 角田 あさな

教員責任者

  • 小泉 義之

企画目的・実施計画

 本研究会は、フランス現代思想の原書文献における精密な読解能力を習得すること、およびフランス語の語学力向上を目的としている。研究者に求められる能力を考慮すれば、院生の外国語原書読解能力の育成は重要である。本研究科は教員、修了生にフランスの思想研究を専門とする者が多く、フランス現代思想を学ぶ環境に恵まれているといえる。本研究会はその環境を活かすため、2011年1月より有志を募って勉強会を開催し、2012年からは院生プロジェクトとして研究会を行なってきた。先端研におけるこの研究会の意義は、院生がフランス現代思想の原書と向き合い、語学能力と読解能力を育成するための場を提供する点にある。
 2012年度は、月2~4回の割合で研究会を行い、ジル・ドゥルーズの『意味の論理学』の第1、2、12セリーを原書で通読し、年度末には教員責任者である小泉義之先生と、千葉雅也先生をコメンテーターに、公開研究会を開催した。
 2013年度も引き続き『意味の論理学』の第3セリー以降の講読を行う。研究会は毎週、月4回のペースで行う。毎回の研究会では、一文毎に精査・精読し、フランス語文法の理解と読解を丁寧に行う。その際、講師として立命館大学非常勤講師の松谷容作氏を招聘する。

活動内容

  • 第1回研究会
    日時:2013年7月1日(月)18時~
    場所:充光館3F 32
    内容:Gilles Deleuze, Logique du Sens, Les Editions de Minuit, 1969
    Troisème série de la proposition
    報告者 :中村亮太、小西真理子
  • 第2回研究会
    日時:2013年7月8日(月)18時~
    場所:充光館3F 32
    内容:Gilles Deleuze, Logique du Sens, Les Editions de Minuit, 1969
    Troisème série de la proposition
    報告者 :中倉智徳
  • 第3回研究会
    日時:2013年7月30日(火)13時~
    場所:学而館202
    内容:Gilles Deleuze, Logique du Sens, Les Editions de Minuit, 1969
    Troisème série de la proposition
    報告者 :松谷要作
  • 第4回研究会
    日時:2013年8月8日(水)14時~
    場所:学而館202
    内容:Gilles Deleuze, Logique du Sens, Les Editions de Minuit, 1969
    Troisème série de la proposition
    報告者 :小西真理子
  • 第5回研究会
    日時:2013年9月9日(月)13時~
    場所:学而館202
    内容:Gilles Deleuze, Logique du Sens, Les Editions de Minuit, 1969
    Troisème série de la proposition
    報告者 :角田あさな
  • 第6回研究会
    日時:2013年10月2日(水)13時~
    場所:学而館202
    内容:Gilles Deleuze, Logique du Sens, Les Editions de Minuit, 1969
    Troisème série de la proposition
    報告者 :松谷要作
  • 第7回研究会
    日時:2013年11月16日(土)13時~
    場所:朱雀キャンパス316
    内容:Gilles Deleuze, Logique du Sens, Les Editions de Minuit, 1969
    Troisème série de la proposition
    報告者:角田あさな、中倉智徳
  • 第8回研究会
    日時:2014年1月20日(月)11時~
    場所:学而館202
    内容:Gilles Deleuze, Logique du Sens, Les Editions de Minuit, 1969
    Quatrième série des dualités
    報告者 :松谷容作
  • 第9回研究会
    日時:2014年4月1日(火)13時~
    場所:学而館202
    内容:Gilles Deleuze, Logique du Sens, Les Editions de Minuit, 1969
    Quatrième série des dualités
    報告者 :角田あさな、中村亮太、中倉智徳

成果及び今後の課題

 本年度は、前年度の研究活動を継続する形で、引き続き『意味の論理学』の原著読解を行い、著作の理解を深めると同時に、メンバーのフランス語読解能力の向上に努めた。立命館大学非常勤講師の方々にもご参加いただいたおかげで、院生の能力向上とより活発な議論を実現することができた。来年度以降も、引き続き『意味の論理学』の精読を行っていきたい。

構成メンバー

  • 角田 あさな 表象領域5回・2009年度入学
  • 小西 真理子 生命領域5回・2011年度
  • 中村 亮太 公共領域1回・2013年度入学
生命倫理研究会

院生代表者

  • 吉田 一史美

教員責任者

  • 小泉 義之

企画目的・実施計画

 本研究会の目的は、人の生命(生死)をめぐる問題を倫理的観点から検討することである。研究会活動をはじめて今年で6年目に入る。各自の関心、課題に沿った文献講読や研究発表を行い、議論を通して参加者の見識を深め、各々の研究の深化・発展に繋げる。とくに学会発表やジャーナルへの投稿を目標とし、各々の研究を進捗させる一つの拠点として位置づけ、さらに今年度は3名在籍している博士論文執筆予定者の報告会を実施する。月に1回のペースで研究会を開催し、各自の研究発表を行う。

活動内容

  • 第1回研究会
    日時:5月10日 場所:立命館大学衣笠キャンパス学而館202研究室
    報告1 杉島優子「日本における胃瘻の変遷:研究論文のレビューを通して」
    報告2 由井秀樹「日本における人工授精普及過程に関する歴史的検討:『生殖の医療化』の進展」
  • 第2回研究会
    日時:9月28日 場所:立命館大学衣笠キャンパス学而館202研究室
    報告 各自の研究進捗状況の発表(由井秀樹、小西真理子、吉田一史美、鍾宜錚)
  • 第3回研究会
    日時:11月12日 場所:立命館大学衣笠キャンパス学而館202研究室
    報告1 小門穂(生存学研究センター専門研究員)「フランスにおける生殖補助医療と平等――2013年同性婚法案審議の検討から」
    報告2 鍾宜錚「台湾における「死に方」の言説――新聞記事から見た「安楽死」、「自然死」、「安寧死」について」
  • 第4回研究会
    日時:2月11日 場所:立命館大学衣笠キャンパスアカデメイア21小会議室2
    報告1 小西真理子「共依存の倫理:精神分析と臨床心理を越えて」
    報告2 吉田一史美「近代日本における胎児・乳児の生命保護――子どもの生存保障としての養子制度に関する歴史研究」
    報告3 由井秀樹「日本における不妊医療と非配偶者間人工授精の導入をめぐる歴史研究」

成果及び今後の課題

 研究会メンバーが各自、学会発表や論文発表を行った。とくに鍾宜錚は発表論文について生命倫理学会から奨励賞を授与された。また、博士論文執筆予定者3名がすべて3月に学位請求論文を提出することができた。今年度は実りの多い研究会活動であった。今後は、研究発表とあわせて文献講読も積極的に行っていく。

構成メンバー

  • 吉田一史美(先端総合学術研究科生命領域2008年度入学)
  • 西沢いづみ(先端総合学術研究科生命領域2008年度入学)
  • 馬場久理子(先端総合学術研究科生命領域2010年度入学)
  • 由井秀樹(先端総合学術研究科生命領域2011年度入学)
  • 小西真理子(先端総合学術研究科生命領域2011年度入学)
  • 坂井めぐみ(先端総合学術研究科生命領域2011年度入学)
  • 鍾宜錚(先端総合学術研究科生命領域2012年度入学)
  • 徳山貴子(先端総合学術研究科生命領域2012年度入学)
ドイツ語文献講読会(2013年度)

院生代表者

  • 奥坊 由起子

教員責任者

  • 吉田 寛

企画目的・実施計画

 先端的な研究を行う上で、語学力は必要不可欠である。本研究会は、研究遂行上ドイツ語文献の読解を要する院生を中心に、ドイツ語の基礎を学び、読解力の向上を目指すものである。本研究会のメンバーは、ここで培った語学力を活かして学会発表、論文執筆に励み、各自の研究を深めてもらう。

活動内容

 2013年度は新メンバーも加わったことから前期はドイツ語文法を基礎から復習することに力を入れた。後期はメンバーの希望を募ってドイツ語文献を二冊選択して、月一回のペースで講読会を開いた。一冊は音楽史研究の古典Guido Adler, Handbuch der Musikgeschichte, Frankfurt Verlags-Anstalt, 1924で、もう一冊は先端的なトラウマ研究書Franz Ruppert, Trauma, Angst und Liebe: Unterwegs zu gesunder Eigenständigkeit. Wie Aufstellungen dabei helfen, Kösel-Verlag, 2012である。

成果及び今後の課題

 2013年度前期は各メンバーのドイツ語の基礎力を磨き、後期はテクストの読解力の向上を目指したが、この1年余りの研究会での学習と講読とを通じて、メンバーの語学力は、ある程度のドイツ語文献であれば目立った誤読もなく読みこなせる程度には上達した。本来ならば本研究会の成果を学会発表や投稿論文の形で発信すべきではあったが、実現できなかったことが悔やまれる。外国語は一朝一夕では物にはならない。しかし、可能ならば2014年度も本研究会を継続したいと考えている。その折はメンバーの実力も一定の水準に達し、ドイツ関連の論文や学会発表において、本研究会で培った実力を示すことができるはずである。

構成メンバー

  • 田中壮泰 共生領域・2005年度入学
  • 番匠健一 生命領域・2005年度入学
  • 小西真理子 生命領域・2011年度入学
  • 角田あさな 表象領域・2009年度入学
  • 馬場久理子 生命領域・2010年度入学
2013年度
2013年|立命館大学大学院 先端総合学術研究科

2013年度 行事

2013年4月

  • 3月31日(日) 院生オリエンテーション
  • 1日(月) 前期セメスター開始
  • 8日(月) 前期セメスター授業開始

2013年5月

  • 14日(火) 入試説明会(衣笠)
  • 19日(日) 本学創立記念日

2013年6月

2013年7月

2013年9月

  • 8日(日) 9月実施入学試験試験日
     → 合格発表日:2012年9月20日(金)
  • 25日(水) 前期セメスター終了
  • 26日(水) 後期セメスター開始/後期セメスター授業開始

2014年1月

  • 20日(月) 後期セメスター授業終了

2014年2月

2014年3月

  • 31日(月) 後期セメスター終了
千葉雅也:2012年度業績一覧

著書

・磯辺涼編『踊ってはいけない国、日本──風営法問題と過剰規制される社会』、千葉雅也(インタビュー)「「享楽」を守るために、法のクリエイティブな誤読を」、204-215頁、河出書房新社、2012年8月。
・西谷真理子編『相対性コムデギャルソン論』、千葉雅也(インタビュー)「コムデギャルソンのモダニズム、アヴァンギャルディズム、少年性の批評的検証」、194-219頁、フィルムアート社、2012年12月。
・『FUTURE CURATION』、千葉雅也「かっこいいとはどういうことか?」、136-141頁(英訳あり)、美術出版社、2013年3月。

論文

・「不気味でないもの──ラカン、ドゥルーズ、メイヤスーを介した自然哲学のスケッチ」、『表象』(表象文化論学会)第6号、50-58頁、2012年4月。
・「アウト・イン・ザ・ワイルズ 第1回 無関心、自我、エレメント──レヴィナス論(1)」、『現代思想』第40巻6号、8-21頁、2012年5月。
・「アウト・イン・ザ・ワイルズ 第2回 「エロスの現象学」と半開きの箱」、『現代思想』第40巻7号、46-52頁、2012年6月。
・「アウト・イン・ザ・ワイルズ 第3回 無人島と先祖性」、『現代思想』第40巻9号、14-20頁、2012年7月。
・アウト・イン・ザ・ワイルズ 第4回 間奏、半面」、『現代思想』第40巻10号、14-17頁、2012年8月。
・「ガタリとドゥルーズの「分裂分析」における「機械」と「切断」の概念」、『フランス哲学・思想研究』(日仏哲学会)第17号、44-53頁、2012年。
・「アウト・イン・ザ・ワイルズ 第5回 とても強い相関主義と「否定神学」批判」、『現代思想』第40巻13号、8-15頁、2012年10月。
・「アウト・イン・ザ・ワイルズ 第6回 親無しへの生成変化」、『現代思想』第40巻15号、32-37頁、2012年11月。
・「アウト・イン・ザ・ワイルズ 第7回 アイソレーション(上)」、『現代思想』第40巻17号、34-38頁、2012年12月。
・「アウト・イン・ザ・ワイルズ 第8回 アイソレーション(下)」、『現代思想』第41巻2号、18-20頁、2013年2月。

その他の出版物

・(批評)CASHI『ラッセン展』:「美術史にブラックライトを当てること」、2012年10月号、190-191頁。
・(討議)蘆田裕史・門脇耕三・千葉雅也「「装い」の環境分析──身体の虚構化と僕らの資本主義」、『PLANETS』第8号、第二次惑星開発委員会、130-139頁。
・(書評)ジャン=リュック・ナンシー『フクシマの後で』、共同通信、2012年12月。
・(批評)「かっこいいとはどういうことか? 第1回 二種の着くずし」、『INTO THE FUTURE』第1号、伊勢丹(新宿)、2012年12月。
・(対談)小泉義之・千葉雅也「思弁的転回とポスト思考の哲学」、『現代思想』第41巻1号、127-143頁、2013年1月。
・(批評)「かっこいいとはどういうことか? 第2回 存在のコーディネイト」、『INTO THE FUTURE』第2号、伊勢丹(新宿)、2013年1月。
・(批評)「かっこいいとはどういうことか? 第3回 政治性を着こなす」、『INTO THE FUTURE』第3号、伊勢丹(新宿)、2013年2月。
・(批評)渋谷慶一郎・岡田利規《THE END》(初音ミクによるオペラ):「不安、中断の他者性、複数の別の死」、『美術手帖』2013年3月号、112-115頁。
・(批評)「かっこいいとはどういうことか? 第4回 分身性と特異性のあいだで」、『INTO THE FUTURE』第4号、伊勢丹(新宿)、2013年3月。

学会発表

・千葉雅也「ネコ、タチ、子について──レヴィナスによる「エロスの現象学」から」、哲学会第51回研究発表大会、ワークショップ「性と生殖」、東京大学・本郷キャンパス、2012年11月3日。

講演・対談など

・(討議)大澤信亮・千葉雅也・速水健朗「「以後」の批評について」、於:映画美学校(東京)、2012年6月31日。
・(対談)財津理・千葉雅也「無礼講哲学カフェ:性の主体化──サディズム、マゾヒズム、そしてドゥルーズ」、於:Naked Loft(東京)、2012年7月24日。
・(講演)千葉雅也「部分的な無関心について:(有限)責任の哲学と分身の問題」、於:東京大学大学院教育学研究科・小玉重夫ゼミ主宰、東京大学・本郷(東京)、2012年7月17日。
・(討議)笠原美智子・千葉雅也・ミヤギフトシ「エイズ危機時代のアメリカにおけるクィアの表現とその可能性」、於:VACANT(東京)、2012年8月4日。
・(講演)千葉雅也「「人間」以後の批評」、於:映画美学校(東京)、2012年11月28日。
・(コメント)樫村晴香の講演「ラオスにて──この20年の思想を思想化する」に対して(司会:天田城介、コメント:小泉義之・千葉雅也)、立命館大学・生存学研究センター主宰、於:立命館大学・衣笠(京都)、2013年1月8日。
・(講演)千葉雅也「ラカンの「性別化の式」をめぐる存在論的解釈の検討」、大阪大学・最先端ときめき研究推進事業「バイオサイエンスの時代における人間の未来」主宰、第33回ときめき☆セミナー(司会:檜垣立哉)、於:大阪大学・吹田(大阪)、2013年1月21日
・(討議)蘆田裕史・井上雅人・千葉雅也「ファッションの外野が自由に語るコムデギャルソン論──研究者編」、於:心斎橋スタンダードブックストア(大阪)、2013年2月6日。
・(講演)千葉雅也「ギャル男から存在論へ──分離について 第1回」、於:ゲンロンカフェ(東京)、2013年2月22日。
・(シンポジウム)宇野常寛・大野光明・千葉雅也・西田亮介「アカデミズムの使い方──越境する知と多様化するキャリアパス」、立命館大学大学院先端総合学術研究科主宰、於:立命館大学・衣笠(京都)、2013年2月24日。
・(講演)千葉雅也「ギャル男から存在論へ──分離について 第2回」、於:ゲンロンカフェ(東京)、2013年3月22日。
・(討議)大谷能生・千葉雅也・速水健朗・矢野利裕「ジャニーズ文化論──ジャニーズ顔の哲学」、於:朝日カルチャーセンター新宿(東京)、2013年3月23日。

学会活動など

・表象文化論学会企画委員

竹中悠美:2012年度業績一覧

書いたもの

・竹中悠美 「FSA写真プロジェクト再考─大恐慌下のアメリカにおける〈貧困〉と〈被災〉の表象」、『第63回美学会全国大会発表要旨集』2012年10月、 p.60.
・竹中悠美「米国農務省における貧困対策とアート ─経済学者ストライカーのマネジメント手腕─」、『第14回日本アートマネジメント学会第14回全国大会 発表要旨集』2012年12月、 pp.36-39.
・竹中悠美「韓国近代美術の流れ」、『京都造形芸術大学芸術学部共通科目動画教材』京都造形芸術大学,2013年3月、(芸術史近現代篇II、第8章)



話したこと


・(コメント)科研基盤研究(A)「社会システム<芸術>とその変容」研究例会、2012年5月18日、於:実践女子大学 実践桜会会館104会議室  
・(座談会) 竹中悠美+服部正+島田寛康+吉田寛+鹿島萌子「ミュージアム/アート/教育」、2012年8月23日、於:立命館大学 大阪キャンパス第二教室
・(コメント)科研基盤研究(A)「社会システム<芸術>とその変容–現代における視覚文化/美術の理論構築」研究例会,2012年8月25日、於:CIAN インターローカル・アート・ネットワーク・センター 3F展示室
・(学会発表)「FSA写真プロジェクト再考 ─大恐慌下のアメリカにおける〈貧困〉と〈被災〉の表象─」第63回 美学会全国大会、2012年10月8日、於:京都大学
・(コメント)公開コロキウム「アジアのアートとジェンダー・システム」科研共同研究「社会システム〈芸術〉とその変容」主催 福岡アジア美術館共催、2012年10月20日、於:福岡アジア美術館あじびホール
・(コメント) 公開コロキウム「現代社会は〈美術/教育〉を なぜ もとめるか―21世紀社会におけるシステム〈芸術〉と〈美術/教育〉の更新―」主催:科研基盤研究A「社会システム<芸術>とその変容」、美術科教育学会・現代〈A/E〉・部会・公益法人日本美術教育連合、2012年11月18日、於:東京都美術館 講堂
・(学会発表)「米国農務省における貧困対策とアート」日本アートマネジメント学会 第14回全国大会、2012年12月1日、於:神戸市立灘区民ホール
・(コメント)ACOP:Art Communication Project鑑賞会、京都造形芸術大学ASP学科、2012年12月16日、於:京都造形芸術大学 NA401教室
・(コメント) 公開コロキウム「経済システムの中の芸術−自律性神話の崩壊と他律的メカニズムの変容」
科研基盤研究(A)「社会システム<芸術>とその変容」主催、2013年3月2日、於:首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス

学会活動

(所属学会)アジア藝術学会、 美学会、 美術史学会、 日本アートマネジメント学会、 民族藝術学会、 American Society for Aesthetics(アメリカ美学会)、 International Association for Aesthetics(国際美学連盟)

海外出張

2012年10月21日~22日 韓国釜山市で「釜山ビエンナーレ」を見学・資料収集、釜山ビエンナーレ・ディレクターのリ・サンスブ氏、パク・ミンヘ氏と面談。光州市で「光州ビエンナーレ」を見学・資料収集、光州ビエンナーレ代表李龍雨氏、ディレクターのキム・サンジョン氏と面談。( 科研基盤研究(A)「社会システム<芸術>とその変容」予算)

西成彦:2012年度業績一覧

著書・編著(共著・共編を含む)

2012.07.20 (共編)『遠い声』松籟社

雑誌論文

2012.06.30 「カンナニの言語政策」、『立命館大学産業社会論集』第48巻第1号、31-46.
2013.03.29 「アメリカ大陸は東欧ユダヤ人と先住民が出合う場所~『密林の語り部』試論~」、『れにくさ』4号、東京大学現代文芸論研究室、132-150. 

翻訳

2012.08.17 ショレム・アレイヘム『牛乳屋テヴィエ』岩波文庫、374p.【イディッシュ語から】
2013.03.30 アイザック・バシェヴィス・シンガー『不浄の血』河出書房新社、315p.【イディッシュ語から】

その他、活字になったもの

2012.04.22 (書評)タブッキ『時は老いをこえる』和田忠彦訳、『京都新聞』他
2012.07.15 (書評)細見和之『ディアスポラを生きる詩人 金時鐘』、『植民地文化研究』11号、176-178.
2012.08.01 (書評)加藤有子『ブルーノ・シュルツ 目から手へ』、『文藝』2012年秋号、河出書房新社、296.
2012.08.17 「解説」inショレム・アレイヘム『牛乳屋テヴィエ』岩波文庫、353-374.
2012.12.25 「動物と子ども」、『初茜』28号、熊本子どもの本の研究会、45-61.
2012.12.31 (書評)臼杵陽(監修)『シオニズムの解剖』、『ユダヤイスラエル研究』26号、101-102.
2013.03.30 「解題」inアイザック・バシェヴィス・シンガー『不浄の血』河出書房新社 、303-315.
2013.03.25 「比較植民地文学研究の基盤整備(1)「引揚者」の文学:はじめに」、『立命館言語文化研究』第24巻第4号、111-114.

講演ほか、話したこと

2012.04.20  日本比較文学会関西支部例会(書評会発題者)、於:神戸大学
2012.06.10  日本比較文学会全国大会(シンポジウム「〈引揚者〉の文学を考える」企画・司会)、於:大正大学
2012.06.23  スラヴ学研究会年次大会(シンポジウム「スラヴ諸語とその隣人たち」企画・司会)、於:東京大学
2012.07.15  ナラティヴと質的心理学研究会「老いとセクシャリティ」(発表)、於:創思館
2012.07.21  日本比較文学会関西支部例会(研究発表司会)、於:近畿大学
2012.09.17  生存学研究センター、プロジェクトA-2企画「通訳と翻訳のはざまで」(コーディネータ・発話)、於:創思館
2012.10.12  国際言語文化研究所・秋季企画「ホロコースト・震災・詩 」(司会)於:末川記念会館
2012.10.28 日本生命倫理学会・生存学研究センター共催「安斎育郎特別講演:福島原発事故と生命(いのち)」(開会の挨拶)於:以学館
2012.11.13   国際言語文化研究所・ジェンダー研究会企画 「ディアスポラとアート――養子の権利運動と創作活動の狭間で」(コメンテータ)於:学而館
2012.11.15  国際言語文化研究所・秋季企画「カタストロフィと正義」(第2部司会)於:創思館カンファレンスルーム
2012.11.17  日本比較文学会関西支部大会シンポジウム「『変身』から100年の比較文学 」(司会) 於:創思館カンファレンスルーム
2012.11.24 立命館大学土曜講座「フロイトの現代性――子どもがぶたれる世界の構造」(講師)於:末川記念会館
2012.12.15  富山大学人文学部主催・シンポジウム「小泉八雲の新しい地平 : 最近のラフカディオ・ハーン研究をめぐって」(パネリスト)於:富山大学
2013.01.14  生存学研究センター企画「災/生――大震災の生存学」(開会の挨拶) 於:創思館カンファレンスルーム
2013.02.24  国際言語文化研究所冬季企画Ⅰ「大日本帝国植民地と文学の言語」(企画・司会・発表) 於:末川記念会館
2013.03.03  JSPS International Scientific Meetings in Japan: World Literature and Japanese Literature in the Era of Globalization: Panel B-2 “Border Crossing and Hybridity” (Moderator)、於:東京大学
2013.03.24   国際言語文化研究所冬季企画Ⅱ「イディッシュ文学が遺したもの」(企画・司会) 於:末川記念会館

主宰研究会活動

◆科研費研究会「アジアン・ディアスポラ研究会」(基盤研究(C)比較植民地文学研究の基盤整備、研究代表者:西成彦)
2012.05.23, 06.27, 11.18; 2013.02.16, 02.23-24

◆環カリブ文化研究会(国際言語文化研究所・研究所重点プロジェクト)
2012.05.12 第1回  発話者:杉浦清文、原佑介、朴裕河
2012.11.15 第2回  言文研秋季企画「カタストロフィと正義」
2013.02.24 第3回  言文研冬季企画Ⅰ「大日本帝国植民地と文学の言語」

院生プロジェクトへの「責任教員」としての参加

◆「生存学と文学研究会」:先端研院生プロジェクト(研究代表者:田中壮泰)&生存学研究センター・若手研究者研究力強化型プロジェクト(研究代表者:西成彦)
2012.07.18, 8.31; 2013.01.11, 02.10

学内

生存学研究センター長

学会活動

日本比較文学会理事、および関西支部幹事・庶務委員、
ICLA(国際比較文学会)会員、日本台湾学会会員、植民地文化学会会員、宮沢賢治学会会員

松原洋子:2012年度業績一覧

論文等

・松原洋子「『科学史研究』初期の編集・発行状況――創刊から休刊まで(1941〜1944年)」『科学史研究』第51巻、102-105頁、2012年6月
・山口翔・青木千帆子・植村要・松原洋子「電子書籍のアクセシビリティに関する出版社アンケート」『国際公共経済研究』第23号、244-255頁、2012年9月
・松原洋子「福島原発事故と生命(いのち)―研究者の倫理を考える」(第24回日本生命倫理学会年次大会報告特別講演)『日本生命倫理学会ニューズレター』第52号、1頁、2013年2月
・松原洋子・植村要「未校正書籍テキストデータの読書アクセシビリティ―大学図書館における読書障害学生支援に向けて―」『立命館人間科学研究』第26号、 99-110頁、2013年3月
・松原洋子「翻訳語としての『遺伝子』の由来」『科学史研究』第52巻、印刷中、2013年3月刊行予定
・松原洋子「妊婦の血液を用いた新しい出生前診断―ミスリードの著しいメディア報道」『あせび会だより』第197号、6−7頁、2013年3月

講演等

・松原洋子「戦後日本の医学史を斬る「母体保護」と「優生学」の狭間で」2012年4月30日、まちだ市民大学HATS公開講座、町田市生涯学習センター(招待講演)
・横山美和「女性身体の医療化のポリティクスをいかに論じるか――横山美和「女子高等教育における「月経」論争―クラークとジャコービーの栄養代謝論をめぐって」へのコメント」、2012年9月22日、生物学史研究会(日本科学史学会生物学史分科会)、東京大学駒場キャンパス
・四ノ宮成祥ほか「21世紀における生命科学研究と機微技術管理、生命倫理の新たな邂逅」、日本生命倫理学会第24回年会公募ワークショップⅡ、2013年10月26日、立命館大学(コメント) 
・常世田良「図書館の障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン」について、R-GIRO/IRIS研究会、2012年11月19日、立命館大学(コメント)
・竹沢泰子ほか「人種神話を解体する 科学と社会の共生産」、京都大学人文科学研究所共同研究班 人種表象のグローバル日本型研究、2012年12月16日、国立京都国際会館(コメント)
・松原聡ほか「電子書籍のアクセシビリティ報告会」、電子出版制作・流通協議会、2013年1月15日、日本教育会館(指定発言)
・坂井めぐみ・利光恵子「生命科学と当事者」研究会、2013年3月17日、コンベンションルームAP品川会議室C(コメント)

プロジェクト等

・立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)研究プログラム「電子書籍普及に伴う読書アクセシビリティの総合的研究」代表者
・人間科学研究所研究プロジェクト「読書障害学生支援における大学図書館の課題」代表者
・立命館大学生存学研究センター2012年度若手研究者研究力強化型プロジェクト「病と社会・環境・科学技術に関する近代史研究会」代表者
・科学研究費補助金「サイボーグ医療倫理の科学技術史的基盤に関する研究」(基盤C,2010〜2012年)研究代表者
・科学研究費補助金「視覚障害当事者の共同自炊型オンライン電子図書館を実現するための条件に関する研究」(基盤A,2012〜2015年,研究代表者石川准静岡県立大学教授)研究分担者
・文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「大学を模擬社会空間とした自立支援のための持続的対人援助モデルの構築」(立命館大学人間科学研究所)情報蓄積と移行システムアーカイビングチームメンバー
・立命館大学生存学研究センター2012年度若手研究者研究力強化型プロジェクト「出生をめぐる倫理研究会」メンバー

委員等(学内)

・立命館大学人間科学研究所運営委員
・立命館大学生存学研究センター運営委員
・『立命館人間科学研究』(立命館大学人間科学研究所)編集委員
・『Core Ethics』(立命館大学大学院先端総合学術研究科発行)編集委員長
・Ars Vivendi Journal (生存学研究センター発行)編集委員

学会活動

日本科学史学会和文誌委員会委員長(2009/07-)
日本生命倫理学会企画委員(2009-)
『生物学史研究』(日本科学史学会生物学史分科会発行)編集委員(2006/12-)
日本学術会議第22期連携会員(第一部史学、2011/10-)
所属学会
日本科学史学会、日本科学史学会生物学史分科会、日本生命倫理学会、日本医療保健社会学会、科学技術社会論学会、日本医史学会