表象文化におけるセクシュアリティ/ジェンダー研究会

院生代表者

  • 向江 駿佑

教員責任者

  • 小川 さやか

企画目的・実施計画

 近年、一部で同性愛者同士の婚姻が認められたり、児童ポルノ関連法案が成立したりするなど、広く「性」をめぐる動きが活性化している。こうした動きはしばしば政治的な観点から論じられるが、我々が日々消費している表象文化に目を向けることでこそ、問題をより身近なものとして論じることができる。本プロジェクトは、初年度のテーマとして乙女・美少女カルチャーにおけるセクシュアリティとジェンダーの表象、とりわけ巨大な市場が存在しながら学術的研究が滞っている「乙女ゲーム」の文化的意義を主たる研究の対象とする。具体的には理論研究と資料分析のほか、現物や資料が集まる東西の拠点である、大阪日本橋の「オタロード」と東京池袋の「乙女ロード」でフィールドワークを行う。また本プロジェクトには学外研究者の参加も予定されているため、前後期で数回のワークショップをおこない、その成果を学会等で報告することを検討している。

活動内容

  • 第一回フィールドワーク 
    日時:2016年6月12日
    場所:大阪・日本橋
    内容:大阪・日本橋の「オタロード」において乙女・美少女カルチャーについての調査
  • 第一回公開研究会 
    日時 : 2016年7月14日
    場所 : 究論館プレゼンテーションルームA
    内容 : Tina Richards、Kristine Øygardsliaの両氏による報告とそれに基づく公開討論会
  • 第二回公開研究会 
    日時 : 2016年10月25日
    場所 : 究論館プレゼンテーションルームA
    内容 : 愛知淑徳大の松井広志氏によるモノのメディア化に関する報告および夏季休暇中に行われた向江の欧州でのゲームスタディーズの調査報告
  • 第二回フィールドワーク 
    日時 : 2016年12月24-25日
    場所 : 東京・池袋、秋葉原など
    内容 : 池袋と秋葉原を中心とした都内の乙女・美少女カルチャーについての調査
  • 学会発表
    日時 : 2017年3月12日
    場所 : 名古屋・成城大学
    内容 : 日本デジタルゲーム学会2016年度年次大会において向江・劉が報告(「乙女ゲームにおける慰めのストラテジー」)。

成果及び今後の課題

 本プロジェクトは2016年度開始であり、本年度は「調査」の年であった。2度の公開討論会とフィールドワークを通じて得た知見を、学会発表などを通じて内外の研究者に共有するという一連の活動において、今日の表象文化におけるジェンダーとセクシュアリティをめぐる多様な言説がどのように生み出されるのかの一端を確認することができた。一方で、収集したデータの活用方法や体系化など、検討すべき課題も多い。今後はこうした調査によって得た知見を体系的にマッピングしていく「設計」、それをもとに理論構築とデータの公開を行う「集成」の各段階に向けて、場合によっては複数年度に渡る中長期的な計画を立案しつつ、今年度行なった調査に関しても継続して行っていく。

構成メンバー

向江 駿佑(表象領域・2015年度入学)
シン・ジュヒョン(共生領域・2014年度入学)
劉雨瞳(表象領域・2016年度入学)

芸術経験と作品存在の哲学的解釈学的研究

院生代表者

  • 根岸 貴哉

教員責任者

  • 竹中 悠美

企画目的・実施計画

 本プロジェクトの目的はハンス・ゲオルク・ガダマーの『真理と方法Ⅰ』(轡田収他訳、法政大学出版局、1986)の講読を、芸術経験や作品について論ずる際の解釈学的方法論を理解することであった。しかし、招聘予定であった講師の都合により困難になったため、代替講師として大阪大学名誉教授である上倉庸敬を招聘し、 エチエンヌ・ジルソンの『絵画と現実』(佐々木健一、谷川渥、山縣熙訳、岩波書店、1985年/11)の購読を進めることとなった。本書は、哲学の手法を用い、絵画を考察するためのものであり、芸術経験を哲学的に考察することを目的とする本研究会の趣旨に合致している。本書における「現存」概念や絵画作品の実在論の理解を通して、各研究分野への応用を目指した。

活動内容

  • 第1回研究会
  • 日時:2016年10月26日(水) 18時00分~21時00分
    場所:衣笠キャンパス究論館プレゼンテーションルームC
    内容:ガダマー『真理と方法』の60頁から80頁までの予習を行った。

  • 第2回研究会
  • 日時:2016年11月16日(水) 18時00分~21時00分
    場所:衣笠キャンパス究論館プレゼンテーションルームA
    内容:上倉先生を招聘して、エチエンヌ・ジルソン『絵画と現実』における現存(existence)概念について議論を行った。

  • 第3回研究会
  • 日時:2016年11月30日(水) 18時30分~21時00分
    場所:衣笠キャンパス究論館プレゼンテーションルームC
    内容:上倉先生を招聘して、『絵画と現実』における「物理的現存性」についての確認を行った。

  • 第4回研究会
  • 日時:2017年2月8日(水) 16時00分~19時30分
    場所:衣笠キャンパス究論館コミュニケーションルーム
    内容:上倉先生を招聘して、『絵画と現実』における「存在様態」に関連する点を議論した。

  • 第5回研究会
  • 日時:2017年2月11日(土) 16時30分~19時30分
    場所:衣笠キャンパス究論館プレゼンテーションルームC
    内容:上倉先生を招聘して『絵画と現実』における運動性・連続性の問題から、絵画作品と音楽作品の比較、検討を行った。

成果及び今後の課題

 本プロジェクトの成果としては、以下のものが挙げられる。第一に、哲学的な問題を通して、絵画作品の実在論について理解できた点である。物理的現存容態、芸術的美的現存容態といった絵画作品に関連する現存容態を確認した。そのうえで重要なことは、美的経験は存在の容態、客観存在の容態におおいに依存しているということであった。また、絵画作品における運動性問題を、「ラオコーン論争」などを例にとり、様々な美術史家、美学者の観点から考察した。
 これらの問題を各章、各文節ごとに英語、フランス文献などの原文、また背景となっている議論なども確認しつつひじょうに細かく購読を進めたことにより、哲学や芸術に関する知識を得ただけではなく、書籍の「読書法」の一助にもなった。くわえて、絵画と音楽の比較や、絵画における運動性の問題などを各参加メンバーの興味、関心や専門に近しい問題が取り上げられていたため、積極的な議論を行うことができた。
 その一方で、講読の速度が遅かった点は、昨年度から引き続き課題として挙げられる。今後も参加者の関心に合わせて十分な議論を行っていくことは、各自の研究の発展にとって要であると考える。

構成メンバー

根岸 貴哉(表象領域・2014年度入学)
向江 駿佑(表象領域・2015年度入学)
焦 岩(表象領域・2014年度入学)
髙見澤 なごみ(表象領域・2014年度入学)
西澤 忠志(表象領域・2016年度入学)

「音楽と社会」研究会(2017年度)

院生代表者

  • SHIN Juhyung

教員責任者

  • 吉田寛

企画目的・実施計画

 本研究会は、2014年度から継続してシンポジウムを開催してきた。過年度に開催したシンポジウムは、「音楽の〈場〉と聴取経験の変容」(2014年度)、「音楽が生起するとき――出会う《職業人・愛好者・大衆》――」(2015年度)、「コトとしての音楽を考える――出来事・参与・対話からのアプローチ」(2016年度)である。これらのシンポジウムでは、音楽聴取の空間性、音楽を媒介とする人々の繋がり、そして多角的な視野(音楽学、文化人類学、社会学)から音楽実践と社会の関連性について議論することができた。しかしながら、これまでの議論では音楽実践が個人または集団にどのように作用しているのか、という点には至らなかった。そこで本研究会の今年度の目的は、音楽実践(作曲、演奏、聴取)を通じて記憶や歴史がどのように語られ、それらがどのように思い出され、そしてその語りや記憶が人々と社会をどのような関係に結ぶのかを理解することであった。その目的のために、1)記憶(と想起)に関する基礎文献のディスカッション、2)音楽と記憶をめぐる問題についてのシンポジウムの開催、の二点を計画した。
 研究会実施について、上記1)を達成するために6月、7月、10月、そして11月にかけて、M.アルヴァックス『集合的記憶』(1989)、アライダ・アスマン『想起の空間――文化的記憶の形態と変遷』(2007)、そしてアン・ホワイトヘッド『記憶をめぐる人文学』(2017)などの文献を読みすすめること、これらの研究会を通じて得た知見をもとに、上記2)である公開シンポジウムを2月に小泉恭子氏、能登原由美氏、中村美亜氏を招聘して実施することを計画した。

活動内容

 前期から後期にかけては記憶にかかわる基礎文献にあたる、モーリス・アルヴァックス『集合的記憶』1章「集合的記憶と個人的記憶」、2章「集合的記憶と歴史的記憶」、付録「集合的記憶と音楽家」、アライダ・アスマン『想起の空間』1部1章「〈技〉としての記憶と〈力〉としての記憶」、6章「機能的記憶と蓄積的記憶――想起の二つの様態」、2部1章「想起のメタファー」、5章「場所」、そしてアン・ホワイトヘッド『記憶をめぐる人文学』を読みすすめ議論した。次に2018年2月11日(日)に、シンポジウム「『音楽すること』が生み出すもの――記憶からのアプローチ」を実施した。基調講演は次の通りである。小泉恭子氏(大妻女子大学)「社会に耳をすます――記憶の音風景」、能登原由美氏(「ヒロシマと音楽」委員会)「『ヒロシマ』を歌うのは誰なのか?――音楽と記憶、その主体」、中村美亜氏(九州大学)「音楽表現を通じた記憶の再編とエンパワメント」。基調講演に続いて、来場者を含めたディスカッションを行い、活発に議論することができた。

  • シンポジウム:
    「音楽すること」が生み出すもの――記憶からのアプローチ
  • 日時:2018年2月11日(日)13:00~17:00

    場所:立命館大学 衣笠キャンパス諒友館829号室

    アクセス
    キャンパスマップ

    【内容】
    13:00~15:00 基調講演

    登壇者(敬称略)※タイトル等は変更となる可能性があります。

    小泉恭子
    (大妻女子大学/音楽社会学)
    「社会に耳をすます――記憶の音風景」
    要旨:
     デジタル化でアマチュアが音楽データを簡単に複製できるようになり、音楽産業は著作権の管理を厳格化した。半面、インターネットの動画サイトで世界中の音楽に、無料で、容易に接することができるようになった結果、「コト」としての音楽ライブや「モノ」としてのパッケージメディアに新たな価値が生まれた。音楽メディアにおける「コト」「モノ」の変遷は、「ヒト」の音楽の聴き方にどう影響を与えたのか。音楽の聴き方は、今後どう変わっていくのか。     
     登壇者は、団塊世代が大量に定年退職を迎えた2007年を中心に生じた「昭和ノスタルジアブーム」を批判的に検討するため、第二次世界大戦後の大衆音楽を、年長者の懐古趣味としてではなく、戦後70年(2015年)に向けて世界的に盛り上がった「文化と記憶」研究のフレームで考察した(拙著『メモリースケープ―「あの頃」を呼び起こす音楽』、2013年、みすず書房)。本発表では「音楽と記憶」をめぐるこれまでの議論を整理し、「過去」をひもとくことで、「未来」の音楽の聴き方の指針をさぐる。
     音楽は「記憶術」との関連も深い。映画のサウンドトラックなどはまさに物語や場面を記憶させるために働いている。またテレビコマーシャルでは、視聴者を画面に振り向かせるために、音楽の果たす役割は大きい。こうした日常的なメディアにおいて、かつてのヒット曲がどう再利用され、その意味を書き換えられているかについても、記憶の観点から検討したい。

    能登原由美
    「ヒロシマと音楽」委員会/音楽学(西洋音楽史)、
     著書『「ヒロシマ」が鳴り響くとき』
    「『ヒロシマ』を歌うのは誰なのか?――音楽と記憶、その主体」
    要旨:
     広島・長崎への原爆投下から70年余りが経過した。当時を知る人々の数は年々少なくなり、記憶の風化と継承が叫ばれるようになって久しい。その凄惨な記憶と、同じ過ちを二度と繰り返すまいという思いは、時に音楽にのせられ、時間的、地理的隔たりを超えながら記憶を直接持たない人々にまで届けられてきた。
     ただし、原爆投下の記憶は、当事者か非当事者かによって、あるいは当事者であっても各自が直面した状況によって異なり、決して一つではない。また、時とともに鮮明さを失っていく記憶の性質上、時間の経過を挟んで語られる記憶も同じとは言えない。さらに、心身の痛みを他者と共有できないのと同様に、記憶は他者と共有できるものではなく、受けとめる主体によって多様に解釈されていく。つまり、原爆投下の記憶を想起する時、想起する主体の数だけ記憶が生じると言える。だとすれば、その記憶をのせた音楽も一つではなく、歌い手や聴き手を含めてそれに関わる主体の数だけ解釈が生じると言えるであろう。
     一方で、70年という年月は記憶の語りにある種の類型化をもたらしているようにもみえる。同様に、その音楽にも類型化をみることができるが、こうした類型化が逆に主体の記憶そのものを侵食することになってはいないだろうか。
     本発表では、原爆投下の記憶を「ヒロシマ」と称し、「ヒロシマ」を歌った音楽について作品事例を紹介しながら、その多様性と類型化を指摘するとともに、主体との関わりについて論じたい。

    中村美亜
    (九州大学/芸術社会学、著書『音楽をひらく―アート・ケア・文化のトリロジー』など。芸術活動が個人のエンパワメントや社会環境の変容を促すプロセスや仕組みに関する学際的な研究をおこなっている。ジェンダーやセクシュリティに関する著作も多い。九州大学ソーシャルアートラボ副ラボ長。)
    「音楽表現を通じた記憶の再編とエンパワメント」
    要旨:
     一般に記憶は、「過去の体験や出来事を覚えていること」だと考えられています。過去の体験や出来事を箱の中に入れてしまっておき、必要な時にそこから取り出すというイメージです。しかし、20世紀末以降の学際的な記憶研究は、意識と無意識の境界や、体験の記憶と身体知の区分が、従来想定されていたほど明瞭ではないことを明らかにしました。また、体験は箱の中にしまわれるというよりも、箱そのものの機能や形に影響を及ぼすということもわかってきました。つまり、未来の知覚や認識の仕方を方向づけ、自分自身のあり方にも変化を及ぼすということです。記憶をこうした立場から捉えるなら、音楽活動というのは、過去の記憶を総動員しながら、未来の自分をつくっていく活動ということもできるでしょう。 
     本発表では、2017年札幌国際芸術祭で行われた「さっぽろコレクティブ・オーケストラ」を題材に、この活動がどのように子供たちのエンパワメントに貢献したかを理論的に検討していきます。さっぽろコレクティブ・オーケストラは、音楽経験や能力にかかわらず、小学生から18歳までの誰もが参加できる即興楽団です。主催者側が意図したわけではありませんが、学校では居場所を見つけにくい子どもや、発達障害を抱える子どもたちも数多く参加しました。ここでの活動を「記憶が再編される場」と捉えなおすことで、音楽表現とエンパワメントの関係を紐解いていきます。

    15:15~17:00 ディスカッション

成果及び今後の課題

 本研究会は、研究会で得た知見を各自の研究へフィードバックすることが到達目標であり、共同での学会発表および論文執筆は行っていない。しかし、2月に開催した公開シンポジウムにおいて、前期・後期の研究会で獲得した知見と各自の研究との接合点をふまえたディスカッションを実施し、音楽と記憶や歴史をめぐる諸問題について理解を深めることができたことが、本研究会の成果と言える。
これまでの研究会での議論から、音楽と記憶の問題や、音楽を通した人々の繋がりの問題には「場所」という要素も重要ではないかと思われる。「場所」と音楽の関連を、来年度の研究会で検討していきたい。

構成メンバー

・奥坊 由起子: 
  イングランド音楽文化史  エドワード・エルガー ナショナル・アイデンティティ
・黄 茜: 
  比較文学  村上春樹 華人 ディアスポラ
・焦 岩:
  遊び論  遊び概念分析 ゲーミフィケーション 
・SHIN Juhyung
・堤 万里子: 
  文化政策学  公立文化施設(音楽堂、劇場)
・西澤 忠志: 
  近代日本音楽史  明治期の批評
・山口 隆太郎: 
  音楽哲学  演奏論 アルフレッド・シュッツの音楽論

研究会メンバー

・中辻 柚珠(京都大学大学院):
  近現代チェコ史  ナショナリズム チェコ美術 ナショナル・インディファレンス
・原 塁(京都大学大学院):
  20世紀の音楽/美学思想
・藤原 征生(京都大学大学院):
  日本映画史/日本映画音楽史  芥川也寸志研究
牧野 広樹(京都大学大学院): 
  ドイツ文化史  青年音楽運動

活動歴

2014年度の活動はコチラ
2015年度の活動はコチラ
2016年度の活動はコチラ

院生プロジェクト 多様化社会現象とデジタルコンテンツ研究会夏季特別シンポジウム:
韓国エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)の文化

韓国eスポーツシンポジウムフライヤー

日時・場所

 日時:2017年7月25日(火) 17:00~19:30
 場所:創思館 3階 303・304号室

発表者

 강신규(カン・シンギュ、Kang Shinkyu)
 韓国西江大学校研究員、ゲームスタティーズ

コメンテーター

 Paul G. Dumouchel(ポール・デュムシェル):先端総合学術研究科・教授、政治哲学
 吉田 寛:先端総合学術研究科・教授、感性学

言語

韓国語、英語、日本語
発表:韓国語(韓国語から日本語への通訳が付き)
議論・コメント:主に英語
質問:日本語・韓国語・英語どちらにも対応
通訳者(韓国→日本語):
 南玉瓊(ナン・ギョクケイ)国際関係研究科 博士後期課程

プログラム

 17:00~17:10 開始挨拶
 17:10~18:10 韓国eスポーツの文化(カン・シンギュ)
 18:10~18:30 質問
 18:30~19:30 議論・コメント(カン・シンギュ、ポール・デュムシェル、吉 田 寛)
 19:30 終了

*プログラムは、当日の(通訳などの)状況に合わせて若干変更する可能性がございます。

2017年度先端総合学術研究科 オープン交流会

オープン交流会チラシ画像

2017年度先端総合学術研究科 オープン交流会では、第一線の研究者として活躍する先端研の修了生たちからご自身の現在の研究の状況について、お話しいただきます。どなたのご参加も歓迎いたします。「研究の先端にふれる、自分の未来がみえる。」

日時・場所

  • 2017年7月23日(日) 15:00~18:00
  • 衣笠キャンパス創思館カンファレンスルーム

講演スケジュール

  • 15:00-  橋口 昌治
    (立命館大学生存学研究センター客員研究員・公共領域2010年修了)
    「『実践』の中で『研究』を考える」
  • 15:40-  森下 直紀 
    (和光大学経済経営学部講師・生命領域2011年修了)
    「カナダ水俣病事件の現在」
  • 16:30-  尾鼻 崇
    (中部大学人文学部専任講師・表象領域2008年修了)
    「デジタルゲーム研究をめぐる諸問題」
  • 17:10-  石田 智恵
    (早稲田大学法学学術院専任講師・共生領域2013年修了)
    「『失踪者』の文化と『人権』の政治」





ライプツィヒ大学・立命館大学 共同企画 ワークショップ「ローカルとグローバルの中の日本のビデオゲーム (Japanese Videogames between the Local and the Global)」

日時・場所

日時:2017年6月21日(水)・22日(木)の13:00~18:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム(21日)、アカデメイア立命21 三階 中会議室(22日)

プログラム

6月21日(水)
13:00-13:30 イントロダクション(マーティン・ロート/マーティン・ピカール/吉田寛)
13:30-15:30 セッション1:Game Archeology(周鵬/川崎寧生)
16:00-18:00 セッション2:Gaming as Cultural Translation(シン・ジュヒョン/梁宇熹)
6月22日(木)
13:00-13:30 イントロダクション(マーティン・ロート/マーティン・ピカール/吉田寛)
13:30-15:30 セッション3:Between School Love and School Phobia(Armin Becker/西川秀伸)
16:00-18:00 セッション4:Ren’ai Games (or, Isn’t Love a Game?)(Hugo Gelis/向江駿佑)

※申込不要・参加無料。使用言語は日本語および英語。

主催・助成

主催:立命館大学大学院先端総合学術研究科・立命館大学ゲーム研究センター
ライプツィヒ大学東アジア研究所日本学科
助成:欧州連合(Erasmus+)/ドイツ学術交流会(DAAD)/日本学術振興会(JSPS)

お問い合わせ

お問い合わせ先:吉田寛(先端総合学術研究科・教授 qyyo2630(at)nifty.ne.jp)

Leipzig University + Ritsumeikan University Game Studies Workshop “Japanese Videogames between the Local and the Global”

Date and Venue

Date: 13:00-18:00, 21st and 22nd, June, 2017
Venue: Conference Room, Hirai Kaichiro Memorial Library (for 21st) / 3F Middle Meeting Room, Academia Ritsumei 21 (for 22nd), Kinugasa Campus, Ritsumeikan University

Program

21st June (Wednesday)
13:00-13:30: Introduction (Martin Roth / Martin Picard / Hiroshi Yoshida)
13:30-15:30: Session 1 – Game Archeology (Zhou Peng / Yasuo Kawasaki)
16:00-18:00: Session 2 – Gaming as Cultural Translation (Juhyung Shin / Liang Yuxi)
22nd June (Thursday)
13:00-13:00: Introduction (Martin Roth / Martin Picard / Hiroshi Yoshida)
13:30-15:30: Session 3 – Between School Love and School Phobia (Armin Becker / Hidenobu Nishikawa)
16:00-18:00: Session 4 – Ren’ai Games (Hugo Gelis / Shu Mukae)

*No participation fee, open to the public
*English and/or Japanese used throughout the workshop

Organize

Co-organized by: Graduate School for Core Ethics and Frontier Sciences, Ritsumeikan University / Ritsumeikan Center for Game Studies / Institute of East Asian Studies, Leipzig University
Sponsored by: Erasmus+ / DAAD / JSPS

contact

Contact: Hiroshi YOSHIDA (hrs-ysd(at)ce.ritsumei.ac.jp)

ライプツィヒ大学・立命館大学 共同企画 連続講義「日本のゲームとメディアミックス(Game Culture and Media Mix in Japan)」

日時・場所

日時:2017年6月14日(水)・15日(木)・16日(金)の13:00〜17:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス アカデメイア立命21 三階 中会議室(14日、16日)、
平井嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム(15日)

講師

マーティン・ピカール(ライプツィヒ大学)
ライプツィヒ大学講師。専門はビデオゲーム研究、日本研究。2009年にモンテリオール大学で博士学位(文学・映画研究)取得後、マギル大学ポストドクトラルリサーチフェロー(2009年から2011年まで)、国際交流基金日本研究フェローシップ(和光大学、2012年から2013年まで)、モンテリオール大学講師、ラヴァル大学講師を歴任。

プログラム

14日(水):What is Media Mix?(メディアミックスとは何か?)
15日(木):Media Mix and Video Games(メディアミックスとビデオゲーム)
16日(金):Media Mix and Japanese Culture(メディアミックスと日本文化)
※申込不要・参加無料。講義は英語で行われます。

主催・助成

主催:立命館大学大学院先端総合学術研究科・立命館大学ゲーム研究センター
ライプツィヒ大学東アジア研究所日本学科
助成:欧州連合(Erasmus+)/ドイツ学術交流会(DAAD)/日本学術振興会(JSPS)

お問い合わせ

お問い合わせ先:吉田寛(先端総合学術研究科・教授 qyyo2630(at)nifty.ne.jp)

Leipzig University + Ritsumeikan University Intensive Courses by Dr. Martin Picard from Leipzig University
“Game Culture and Media Mix in Japan”

Date and Venue

Date: 13:00-17:00, 14th, 15th & 16th, June, 2017
Venue: 3F Middle Meeting Room, Academia Ritsumei 21 (for 14th and 16th) /
Conference Room, Hirai Kaichiro Memorial Library (for 15th),
Kinugasa Campus, Ritsumeikan University

Lecturer

Martin Picard (Leipzig University)

Program

14th June (Wednesday): What Is Media Mix?
15th June (Thursday): Media Mix and Video Games
16th June (Friday): Media Mix and Japanese Culture
*No participation fee, open to the public.
*English used throughout the courses

Organize

Co-organized by: Graduate School for Core Ethics and Frontier Sciences, Ritsumeikan University / Ritsumeikan Center for Game Studies / Institute of East Asian Studies, Leipzig University
Sponsored by: Erasmus+ / DAAD / JSPS

contact

Contact: Hiroshi YOSHIDA (hrs-ysd(at)ce.ritsumei.ac.jp)

2017年のイベント
  • 2017年度先端総合学術研究科パートナーシップ委員会企画
    「いかにアカデミズムの未来を守るか
    ―─大学の自治と大学院の多様性」
  • 日時:2018年1月20日(土)15:00~17:30 (開場14:30)
    場所:立命館大学 衣笠キャンパス 創思館401・402教室

    【プログラム】
    講演:石原俊(明治学院大学社会学部教授)
    「いかにアカデミズムの未来を守るか
     ―─大学の自治と大学院の多様性」
    鼎談:
     石原俊(明治学院大学社会学部教授)
     岸政彦(立命館大学先端総合学術研究科教授)
     小川さやか(立命館大学先端総合学術研究科准教授)

    参加無料・事前申込不要

    主催:立命館大学大学院 先端総合学術研究科 パートナーシップ委員会
    お問い合わせ:lt0509rp[at]ed.ritsumei.ac.jp
    ([at]をアットマークに変えてください)

    ※ 当日の会場で配慮やサポートを必要とされる方は、開催の3日前までにメールでご相談ください。

  • 2017年度 入試説明会日程

  • 2017年11月12日(日) 終了しました
    開催場所
    立命館大学衣笠キャンパス:アクセス
    敬学館:会場図

    詳細
    ■12:50~13:50
    研究科別相談会(1)
    ■14:00~15:00
    研究科別相談会(2)

    参加教員
    西 成彦
    岸 政彦
    松原洋子

    参加院生
    表象領域院生

    2017年11月23日(木・祝日) 終了しました
    開催場所
    大阪いばらきキャンパス(OIC):アクセス
    A棟:会場図

    詳細
    ■18:50~19:50
     研究科別相談会(1)
    ■20:00~21:00
     研究科別相談会(2)

    参加教員
    岸 政彦
    竹中悠美

    2017年12月11日(月) 終了しました
    開催場所
    立命館大学衣笠キャンパス:アクセス
    敬学館:会場図

    詳細
    ■17:10~18:10
     研究科別相談会(1)
    ■18:20~19:20
     研究科別相談会(2)

    参加教員
    小川さやか
    松原洋子
    美馬達哉
    吉田 寛

    参加院生
    未定

  • フェルナンド・ヴィダル教授の4回連続セミナー
    “Personhood, Body, and Brain”
     終了しました
  • 日時:2017年11月20, 21, 22, 24日 10:00~13:30
    場所:立命館大学 衣笠キャンパス 創思館407教室

    講師:Dr. Fernando Vidal
       フェルナンド・ヴィダル教授
       (カタロニア高等研究所 ICREA / バルセロナ自治大学)

    参加無料・要事前申込

    主催:立命館大学大学院先端総合学術研究科

  • 国際ワークショップ
    “Challenges of Illness Narratives”
     終了しました
  • 日時:2017年11月23日(木・祝) 10:30~18:00
    場所:立命館大学 朱雀キャンパス
    参加無料・要事前申込

    開会挨拶:美馬達哉(立命館大学)
    報告者ほか:フェルナンド・ヴィダル(カタロニア高等研究所 ICREA /バルセロナ自治大学)、川口有美子(NPO法人ALS/MINDサポートセンターさくら会)、鈴木晃仁(慶應義塾大学)、ガイヤー・マクサンス(JSPS/立教大学)、本間三恵子(埼玉県立大学)、中塚晶博(東北大学)、池田光穂(大阪大学)、佐々木香織 (小樽商科大学)、志水洋人(大阪大学)、櫛原克哉(東京通信大学)、高木美歩(立命館大学)、三輪佳子(立命館大学)、ニコラス・タジャン(国立精神神経医療研究センター)、渡辺翔平(大阪府立大学).

    主催:立命館大学大学院先端総合学術研究科

  • 「分析哲学と芸術」研究会 公開研究会 終了しました
  • 日時:2017年11月19日(日) 14:00~17:00
    場所:立命館大学 衣笠キャンパス
    講師:堀朋平(国立音楽大学)、植村玄輝(岡山大学)
    主催:2017年度院生プロジェクト 「分析哲学と芸術」研究会

  • 先端総合学術研究科大学院ウィーク企画
    トークライブ「意思と介入」(荻上チキ×岸政彦×立岩真也)
     終了しました
  •  日時:2017年11月18日(土) 14:00~17:00
     場所:立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム 
     参加無料・予約不要

    登壇者:
     荻上チキ (シノドス編集長)
     岸 政彦 (先端研教員)
     立岩真也 (先端研教員)

    趣旨:
     メディアでは、単純で力強い言葉が爆発的に拡大し、強力に支持されている。そしてその多くは、排外主義やレイシズムと結びついている。私たちは、何を欲望し、何をめざしているのだろうか。/安楽死はそれ自体で人々の固有の権利だ、とする議論がある。しかしそれは、誰から、どのような状況で望まれているのだろうか。その制度化は、どのような帰結をもたらすのだろうか。/沖縄では、保守政治の真ん中から、基地反対を掲げる知事が誕生した。その支持母体は「オール沖縄」と呼ばれている。日本の右と左の図式では解けない人々の意識の在り方が、ここにある。
     人々の在り方は、あまりにも多様だ。「それでも人々の側に立つ」ために、意思について、他者性について、理解について、そして「民主主義」について、もういちど考えよう。

  • 2017年度 先端総合学術研究科大学院ウィーク 終了しました
  • 東京出張トークイベント
    「アカデミック・サバイバル──アナザーワールドを楽しむ勉強法」
     終了しました
  • 日時:2017年11月12日(日) 15:00~17:45
    場所:立命館東京キャンパス サピアタワー8F
    参加無料・予約不要

    登壇者:
     小川さやか (先端研教員)
     小泉 義之 (先端研教員)
     竹中 悠美 (先端研教員)
     立岩 真也 (先端研教員)

    趣旨:
     「アカデミズムをサバイバルするための方法を教えます」はもう古い? 文献の読み方、論文の書き方、フィールドワークの方法論、専門分野の垣根を越えた学際的な研究プロジェクトの進め方…。巷にあふれる指南書は目から鱗の気持ちにさせてくれるけれども、肝心な疑問には答えてくれない。こんなテーマでも研究になるの? 独創性はどこから生まれてくるの? 研究しすぎて変人になっても生きていける!? そんなあなたに「現在とこれからの世界をアカデミックにサバイブしていくための方法を教えます」。

    主催:立命館大学大学院先端総合学術研究科

  • 2017年度先端総合学術研究科 オープン交流会 終了しました

  • 2017年7月23日(日) 15:00~18:00
    衣笠キャンパス創思館カンファレンスルーム

    講演スケジュール
    15:00-  橋口 昌治
    (立命館大学生存学研究センター客員研究員・公共領域2010年修了)
    「『実践』の中で『研究』を考える」
    15:40-  森下 直紀 
    (和光大学経済経営学部講師・生命領域2011年修了)
    「カナダ水俣病事件の現在」
    16:30-  尾鼻 崇
    (中部大学人文学部専任講師・表象領域2008年修了)
    「デジタルゲーム研究をめぐる諸問題」
    17:10-  石田 智恵
    (早稲田大学法学学術院専任講師・共生領域2013年修了)
    「『失踪者』の文化と『人権』の政治」

  • 院生プロジェクト 多様化社会現象とデジタルコンテンツ研究会夏季特別シンポジウム:韓国エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)の文化  終了しました
     
    日時・場所
     日時:2017年7月25日(火) 17:00~19:30
     場所:創思館 3階 303・304号室

    発表者
    강신규(カン・シンギュ、Kang Shinkyu)

     韓国西江大学校研究員、ゲームスタティーズ

    コメンテーター
     Paul G. Dumouchel(ポール・デュムシェル):先端総合学術研究科・教授、政治哲学
     吉田 寛:先端総合学術研究科・教授、感性学

    言語
    韓国語、英語、日本語
    発表:韓国語(韓国語から日本語への通訳が付き)
    議論・コメント:主に英語
    質問:日本語・韓国語・英語どちらにも対応
    通訳者(韓国→日本語):
     南玉瓊(ナン・ギョクケイ)国際関係研究科 博士後期課程

    プログラム
     17:00~17:10 開始挨拶
     17:10~18:10 韓国eスポーツの文化(カン・シンギュ)
     18:10~18:30 質問
     18:30~19:30 議論・コメント(カン・シンギュ、ポール・デュムシェル、吉 田 寛)
     19:30 終了

    *プログラムは、当日の(通訳などの)状況に合わせて若干変更する可能性がございます。

2017年度 入試説明会日程

  • 2017年5月26日(金) 終了しました。
  • 開催場所
    立命館大学衣笠キャンパス:アクセス
    敬学館:会場図

    詳細
    ■17:40~18:40
    <第1回>研究科別相談会
    ■19:30~20:30
    <第2回>研究科別相談会

    参加教員
    西 成彦
    松原 洋子
    立岩 真也
    吉田 寛

    参加院生
    表象領域院生

  • 2017年6月4日(日) 終了しました。
  • 開催場所
    大阪いばらきキャンパス(OIC):アクセス
    A棟 AN310 :会場図

    詳細
    ■12:50~13:50
    <第1回>研究科別相談会
    ■14:00~15:00
    <第2回>研究科別相談会

    参加教員
    美馬 達哉
    岸 政彦
    竹中 悠美

  • 2017年6月18日(日) 先端総合学術研究科入試説明会 終了しました。
  • 開催場所
    衣笠キャンパス(KIC):アクセス
    敬学館:会場図

    詳細
    ■13:40~14:40
    <第1回>研究科別相談会
    ■114:50~15:50
    <第2回>研究科別相談会

    参加教員
    小川 さやか
    小泉 義之
    岸 政彦
    吉田 寛

    参加院生
    公共領域院生

  • ライプツィヒ大学・立命館大学 共同企画 ワークショップ「ローカルとグローバルの中の日本のビデオゲーム (Japanese Videogames between the Local and the Global)」   終了しました。
    講師:マーティン・ピカール(ライプツィヒ大学)
    日時:2017年6月21日(水)・22日(木)の13:00~18:00
    場所:立命館大学衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム(21日)、アカデメイア立命21 三階 中会議室(22日)
    プログラム:6月21日(水)13:00-18:00 
    イントロダクション(マーティン・ロート/マーティン・ピカール/吉田寛)/ セッション1:Game Archeology(周鵬/川崎寧生)/ セッション2:Gaming as Cultural Translation(シン・ジュヒョン/梁宇熹)
    6月22日(木) 13:00-18:00
    イントロダクション(マーティン・ロート/マーティン・ピカール/吉田寛)/ セッション3:Between School Love and School Phobia(Armin Becker/西川秀伸)/ セッション4:Ren’ai Games (or, Isn’t Love a Game?)(Hugo Gelis/向江駿佑)

    ※申込不要・参加無料。使用言語は日本語および英語。
    主催:立命館大学大学院先端総合学術研究科・立命館大学ゲーム研究センター
    ライプツィヒ大学東アジア研究所日本学科
    助成:欧州連合(Erasmus+)/ドイツ学術交流会(DAAD)/日本学術振興会(JSPS)

2016年|立命館大学大学院 先端総合学術研究科

2016年度 行事

2016年4月

2016年5月

2016年6月

2016年7月

2016年9月

  • 11日(日) 9月実施入学試験 試験日
  • 25日(金) 前期セメスター終了
  • 26日(土) 後期セメスター開始/後期セメスター授業開始

2016年10月

2016年11月

2016年12月

  • 5日(月) 入試説明会@衣笠
  • 16日(金) 2月実施入学試験 出願開始

2017年1月

  • 10日(金) 2月実施入学試験 出願締切
  • 31日(日) 後期セメスター授業終了

2017年2月

  • 5日(日) 2月実施入学試験 試験日

2017年3月

  • 31日(木) 後期セメスター終了
Core Ethics vol.13

立命館大学大学院先端総合学術研究科
『Core Ethics』Vol.13 2017年

コアエシックス13号_表紙

目次 PDF<212KB>
奥付 PDF<55KB>
正誤表 PDF<162KB>


論文

支援された意思決定と代理意思決定の違い
――国連障害者権利条約採択までの過程から――
伊東 香純 p.1
PDF<301KB>

生態学的な情報の再考
――ヴァーチャル空間に対するアフォーダンスの適用に向けて――
伊藤 京平 p.13
PDF<343KB>

ニューカマーの日韓ダブルの「祖国留学」から見るエスニックアイデンティティの考察
――オールドカマーとの比較から――
今里 基 p.25
PDF<441KB>

関西における障害者解放運動をけん引したある盲人の青年期
 ――楠敏雄を運動へ導いた盲学校の経験――
岸田 典子 p.37
PDF<442KB>

医療的ケア児に対するレスパイトを目的とした訪問看護の検討
金野 大 p.49
PDF<409KB>

脊髄損傷者の理学療法における起立・歩行訓練
――1960 年代~1980 年代の「歩行」言説分析から――
坂井 めぐみ p.61
PDF<445KB>

公共の場の語りによる精神障害当事者のエンパワメントの獲得過程とその特徴
――語り部グループ「ぴあの」の語りの実践から――
栄 セツコ p.73
PDF<456KB>

コールバーグの道徳性発達理論と法的発達
――第5 段階と刑事司法の特質との関係から――
佐藤 伸彦 p.87
PDF<364KB>

恵那地方の「「障害者」地域生活運動」
――廃品回収による社会的ネットワーク――
篠原 眞紀子 p.99
PDF<600KB>

米軍統治下の沖縄離島集落におけるハンセン病をめぐる状況
――離島に駐在する公衆衛生看護婦の役割を中心に――
鈴木 陽子 p.113
PDF<402KB>

非配偶者間生殖補助医療におけるカウンセリングの位置づけ
――厚生科学審議会生殖補助医療部会議事録から分析する――
瀧川 由美子 p.125
PDF<377KB>

オプション価格決定理論における時間概念
椿井 真也 137
PDF<604KB>

大阪の過労死運動と大阪過労死を考える家族の会結成の経緯
――過労死運動の展開における過労死家族という当事者の出現――
中嶌 清美 p.149
PDF<386KB>

京都市における生活保護「適正化」政策
――「暴力団員等」対策事業の展開――
中村 亮太 p.161
PDF<392KB>

メディアスポーツ「野球」におけるカメラアングルの変遷
根岸 貴哉 p.173
PDF<334KB>

『月映』の同人活動
――北原白秋への献本を通じて――
橋本 真佐子 p.185
PDF<628KB>

日本認知症ケア学会抄録集の分析からみた認知症ケアにおける非薬物療法の動向
畑野 相子 p.199
PDF<447KB>

「文化主体性論」の再考
――ケニア・ナイロビ市におけるスラムツーリズムの展開を事例に――
八木 達祐 p.211
PDF<430KB>

『non-no』と『MEN’S NON-NO』から見た若者向け雑誌における言語表現
劉 雨瞳 p.223
PDF<435KB>


研究ノート

いかに在宅看取りが選ばれるのか
――親の病院死と在宅死を経験した女性の語りから――
桶河 華代 p.235
PDF<465KB>


批評

谷崎の見た着物と女
枝木 妙子 p.247
PDF<301KB>