院生コロキウム

院生コロキウム 「ポストメディア時代における東アジアの文化芸術研究 ─テーマとパースペクティブ─」


プログラム


プログラム

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◇開催日時
 2023年1月31日(火)9時50分~18時
 
◇会場
 立命館大学衣笠キャンパス 創思館408にて対面とZoomで開催
https://ritsumei-ac-jp.zoom.us/j/93140942144 ※申込不要
 
◇プログラム

9:50-10:00 あいさつ
       竹中悠美 先端総合学術研究科教授(司会)

10:00-18:00 研究報告
10:00-10:40 (1) WU Zewei 先端総合学術研究科一貫制博士3回生
       「中国ゼロ年代の〈玄幻小説〉と〈気功熱〉の関連性」
10:40-11:20 (2) 中川今日子 文学研究科修士1回生
     「月岡芳年における戯画の変遷」
11:20-12:00 (3) 嶋津麻穂 先端総合学術研究科一貫制博士4回生
     「五代目中村歌右衛門の淀君における〈ヒステリー〉の表現」
 (休憩)
13:00-13:40 (4) 坂本苑珠 文学研究科修士1回生
     「『少年ジャンプ』のバトルマンガにおける〈血〉の変遷」
13:40-14:20 (5) 川﨑寧生 先端総合学術研究科講師
  「ゲームセンター文化についての社会的認識を中心とした調査報告」
14:20-15:00 (6) 向江駿佑 先端総合学術研究科一貫制博士8回生
  「GX においてインタフェースはいかにあるべきか:脱UX/UIに向けて」
(休憩)
15:20-16:00 (7) 藤本流位 先端総合学術研究科一貫制博士4回生・RARA学生フェロー
   「日本国内の芸術祭におけるサンティアゴ・シエラの作品展示について」
16:00-16:40 (8) 高畑和輝 先端総合学術研究科一貫制博士1回生
   「武満徹のテクストにみる武満トーンの考察:〈夢〉と〈数〉のモティーフをめぐって」
16:40-17:20 (9) 荒木慎太郎 先端総合学術研究科一貫制博士7回生
   「70年代の東映の映画とドラマにおける〈番長〉の考察:拡張する〈不良性感度〉」
17:20-18:00 (10) ZHANG Xian 先端総合学術研究科一貫制博士9回生
   「年画の中のこどもたち」
 
◇ゲスト・コメンテーター
立命館大学産業社会学部教授 瓜生吉則
関東学院大学非常勤講師 加藤裕康
大阪大学文学部名誉教授 上倉庸敬
立命館大学衣笠総合研究機構教授 鈴木桂子
龍谷大学文学部准教授 寺田詩麻
大阪公立大学都市科学・防災研究センター特任教授 中川眞
立命館大学文学部教授 西林孝浩
京都大学大学院文学研究科准教授 松永伸司
京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科准教授 三木順子
立命館大学文学部教授 三須祐介
ノッティンガム・トレント大学准教授 マルコ・ボーア
 
◇共催 
立命館大学アジア・日本研究所重点研究プログラム「東アジアの文化芸術研究」ユニット
立命館大学アート・リサーチセンター研究拠点形成支援プログラム「ARCデータベースを活用した家庭内視覚文化論の試み」プロジェクト
◇協力
立命館大学大学院先端総合学術研究科
 
◇連絡先
ajccom2023@gmail.com
 

医療社会学研究会 合評会

櫛原 克哉 『メンタルクリニックの社会学』(青土社、2022年)と
駒澤 真由美『精神障害を生きる』(生活書院、2022年)

 20230129合評会フライヤー表
20230129合評会フライヤー(裏)最終版_ページ.jpg
 
◇開催日時
 2023年1月29日(日)16時~19時(閉会予定)
 
◇開催形態
 対面+Zoom配信 (ハイブリッド開催)
 
◇開催場所
 龍谷大学大阪梅田キャンパス(梅田ヒルトンプラザウェスト14階)研修室 https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_osaka.html
 
◇参加申し込み
 事前申込は不要、参加費は無料です。
 
▼Zoomで参加の方は、当日、以下からお入りいただけます。
 https://ritsumei-ac-jp.zoom.us/j/92869497245?pwd=OTZobFNDZ01YeHN0ckVMNjdSKzNCdz09
 ミーティングID: 928 6949 7245  パスコード: 00000

https://www.r-gscefs.jp/wp-content/uploads/2022/12/20230129合評会QRコード

◇企画趣旨
 近年、精神保健医療福祉分野における通院や就労の実態を、その歴史的社会的文脈、各種制度、当事者の語りに目配りしつつ探究した研究が相次いで出版されています。今回の医療社会学研究会ではそのような著書2冊を対象とする合同合評会を行います。櫛原克哉氏の『メンタルクリニックの社会学――雑居する精神医療とこころを診てもらう人々』(青土社、2022年)と、駒澤真由美氏の『精神障害を生きる――就労を通して見た当事者の「生の実践」』(生活書院、2022年)です。

 櫛原氏の著書は、過去100年間あまりの歴史記述と日英米の国際比較を基調に、現代日本の「メンタルクリニック」の特徴やそこに通院する人びとの語りを描き出したものです。豊富な英語文献にも支えられた本書は、精神科診断基準、薬物療法、精神療法の発展という国際的潮流のなかで何が日本に持ち込まれ何が日本で独自に展開されてきたのかを、平易な言葉で小気味良くまとめていきます。

 駒澤氏の著書は、精神障害を取り巻く雇用制度や福祉制度における「就労」の位置づけとその由来を詳らかにしつつ、精神障害当事者が制度を利用していかに就労し、あるいは就労を目指し、そして精神障害をいかに「生き」ているかを、分厚いインタビューデータをもとに探究した大著です。「当事者」の語りの分析では、法制度や支援システムと、本人の行為の意味の複相性が丁寧に記述され読み解かれます。また、日本と英語圏での精神障害者の自己規定における病いの位置づけの相違や、「当事者」という観念を固定的なものとみなすことの問題をも考察し、広く後続研究に開かれた内容となっています。

 合評会では、著者らによる自著紹介に続けて、労働災害としての精神障害の語りや日英のうつ病手記を医療社会学的に研究する志水洋人と、精神科デイケアをはじめとする精神医療の実践を社会学・エスノメソドロジーの立場から研究する河村裕樹氏からのコメントがあり、その後は対話と全体討論を通して参加者との議論を深めます。
 

◇プログラム

15時45分 開場
16時00分 あいさつと趣旨説明
      美馬達哉(立命館大学 先端総合学術研究科)
16時10分 自著紹介(25分発表、5分質疑)
      櫛原克哉(東京通信大学 情報マネジメント学部)
16時40分 自著紹介(25分発表、5分質疑)
      駒澤真由美(立命館大学 先端総合学術研究科)     
17時10分 休憩
17時20分 コメント(15分発表、5分質疑)
      志水洋人(エジンバラ大学 医学部)(日本学術振興会)
17時40分 コメント(15分発表、5分質疑)
      河村裕樹(一橋大学 社会学研究科)
18時00分 著者レスポンスと対話
18時30分 全体討論
19時00分 閉会
 

◇著者
櫛原 克哉(くしはら かつや)
著書『メンタルクリニックの社会学』書影 東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻博士課程修了。博士(社会学)。専門社会調査士。日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て、現在、東京通信大学情報マネジメント学部講師。共著に『支援と物語の社会学』(生活書院)。主要論文に「精神医療技術を通じた自己形成に関する社会学的研究」(『社会学評論』)、「精神科薬物療法と自己」(『こころと文化』)、「精神医療領域における認知行動療法の社会学的考察」(『東京通信大学紀要』)などがある。
 

駒澤 真由美(こまざわ まゆみ)
著書『精神障害を生きる』書影 経営コンサルティング会社勤務時に夫と死別。その後、新規事業の立ち上げを任され、希死念慮を伴ううつ病を発症。退職して臨床心理、精神保健福祉を一から学ぶ。精神科病院や就労支援施設での実習を通じて、精神保健医療福祉と雇用に関わる制度・サービスに疑念を抱き、研究の道に進む。日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て、2021年9月に立命館大学大学院先端総合学術研究科修了。博士(学術)。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科プロジェクトマネージャー(研究指導助手)。立命館大学生存学研究所客員研究員。
 

◇コメンテータ
志水 洋人(しみず ひろと)
 大阪大学人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現在、日本学術振興会海外特別研究員(エジンバラ大学)。共著に『病と健康をめぐるせめぎあい――コンテステーションの医療社会学』(ミネルヴァ書房)。主要論文に「Narrative reconstruction of mental illness as a work-stress-induced disorder: Processes, consequences and implications」(Sociology of Health & Illness)。

河村裕樹(かわむら ゆうき)
 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門社会調査士。現在、一橋大学社会学部特任講師。主著に『心の臨床実践――精神医療の社会学』(ナカニシヤ出版)。主要論文に「『摂食障害者』であることの説明実践 ――相互行為としてのインタビューにおける自己呈示」(保健医療社会学論集)、「精神科デイケアのワークの研究 ――「円環的時間」という理解を可能にする実践」(社会学評論)などがある。
 

主催:医療社会学研究会
共催:立命館大学生存学研究所
   立命館大学大学院先端総合学術研究科
   立命館大学大学院人間科学研究所
   RISTEX「 ヘルスケアアーカイブズに基づくELSI研究と患者・市民参画 」(2022-2026 代表:後藤基行)

MEDIA BOUNDARIES「メディアバウンダリーズ」

MEDIA BOUNDARIES「メディアバウンダリーズ」


ポスター

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Concept

Aiming to deepen our understanding of the challenges today’s complex and interwoven media ecologies confront us with, this round table facilitates a discussion about “media boundaries” between leading media scholars and game scholars. The event will focus on geographic, medium-related, disciplinary and professional boundaries. The discussion is intended to be casual and exploratory, and open to all participants.
本イベントは、ゲーム研究者、メディア研究者、またはそれらの関連領域をテーマとしている研究者が一堂に会し、それぞれの研究成果や視点を持ち寄りながら、「メディアバウンラリーズ」について議論することで、昨今の複雑化したメディア環境の考究を深めることを目的とする。分野横断的な意見交換や議論を進めるためにラウンドテーブル形式で行い、地理・メディウム・ディシプリン・業界のバウンダリーに焦点を当てる。登壇者、参加者の間でカジュアルな対話を行う予定である。

Discussants

Chika Kinoshita (Kyoto University)
Marc Steinberg (Concordia University)
Stevie Suan (Hosei University)
T.L. Taylor (Massachusetts Institute of Technology)
Yu-kei Tse (International Christian University)
Susana Tosca (University of Southern Denmark)
Mitsuyo Wada-Marciano (Kyoto University)
Alex Zahlten (Harvard University)
Keisuke Kitano (Ritsumeikan University)
Shinji Oyama (Ritsumeikan University)
Martin Roth (Ritsumeikan University, moderator)

Date and Place

日時 / Date & Time:
2023.1.10 (Tue) 16:10~

Place:
Hirai Kaichiro Memorial Library, 1F Conference Room,
Kinugasa Campus, Ritsumeikan University

言語:英語
Language: English

参加無料
FREE REGISTRATION
(please register before Jan. 5 to
receive details on the discussion)
https://forms.gle/z8ihB8J4XjD9jE
Ly9

Schedule and registration

16:10 Welcome
16:20 Geographic boundaries
17:00 Break
17:15 Medium boundaries
18:00 Break
18:15 Disciplinary and professional boundaries
19:00 Break
19:10 closing

主催等 / Organize

主催 HOSTED BY
RITSUMEIKAN UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL OF CORE ETHICS AND FRONTIER SCIENCES

共催 CO-HOSTED BY
CREATIVE MEDIA RESEARCH CENTER (CMRC)
CENTER FOR GAME STUDIES (RCGS)

Contact

roth1003★fc.ritsumei.ac.jp[★→@]

院生プロジェクト「障害者と労働」研究会

2022年度公開セミナー
 
障害のある人もない人も共に働く場とは

院生プロジェクト「障害者と労働」研究会 2022年度公開セミナー「障害のある人もない人も共に働く場とは」『精神障害を生きる──就労を通して見た当事者の「生の実践」』出版記念 開催日時2022年12月19日(金)19:00~21:00(閉会予定)ZOOMオンライン配信 情報保障あり(日本語音声を文字通訳します)セミナー内容は、記録のため録音・録画させていただきます。参加申し込みは「参加希望」の件名でメールをしてください。〈担当:山口和紀〉gr0530ev@ed.ritsumei.ac.jp
 12月17日(土)21時〆切。興味のある方であれば、どなたでもご参加いただけます。登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。参加費は無料です。

『精神障害を生きる──就労を通して見た当事者の「生の実践」』出版記念
 
◇開催日時
 2022年12月19日(月) 19:00~21:00(閉会予定)
 
◇開催形態
 ZOOMオンライン配信
※情報保障あり(日本語音声を文字通訳します)
 セミナー内容は、記録のため録音・録画させていただきます。

◇参加申し込み
 12月17日(土)21時までに、こちらのフォームからお申し込みください。
 興味のある方であれば、どなたでもご参加いただけます。登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
 参加費は無料です。
 
※フォームからの申し込みが難しい場合には、下記に「参加希望」の件名でメールをしてください。〈担当:山口和紀〉
 gr0530ev[at]ed.ritsumei.ac.jp(※atを@に変更)

   
◇著者
駒澤 真由美(こまざわ まゆみ)
著書『精神障害を生きる』書影
経営コンサルティング会社勤務時に夫と死別。その後、新規事業の立ち上げを任され、希死念慮を伴ううつ病を発症。退職して臨床心理、精神保健福祉を一から学ぶ。精神科病院や就労支援施設での実習を通じて、精神保健医療福祉と雇用に関わる制度・サービスに疑念を抱き、研究の道に進む。日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て、2021年9月に立命館大学大学院先端総合学術研究科修了。博士(学術)。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科プロジェクトマネージャー(研究指導助手)。立命館大学生存学研究所客員研究員。
 
◇趣旨
 精神障害者の就労実態は、障害者雇用促進法に基づき雇用制度によって補助がなされる一般就労よりも、障害者総合支援法に基づき福祉制度によって補助がなされる福祉的就労が圧倒的多数を占めています。
 実際に働く精神障害当事者は、自ら体験してきた様々な「就労」の場や、「精神障害者」のラベルを貼られて生きるということをどのように捉えているのでしょうか。そして、誰もが「良く生きていくことができる」社会、障害のある人もない人も「共に生き、共に働く」場とは、どのようなものなのでしょう。
 「障害者と労働」研究会2022年度公開セミナーでは、『精神障害を生きる――就労を通して見た当事者の「生の実践」』著者の駒澤真由美さんと、社会的事業所で働く当事者2名をお迎えし、院生プロジェクトメンバーからの指定質問も交えて討論を深めます。

 
◇プログラム

18時45分 開場
19時00分 開会あいさつ、趣旨説明
       栗川治(「障害者と労働」研究会代表)
19時10分 著書紹介
       駒澤真由美(『精神障害を生きる』著者)
19時40分 当事者2名による発表
       社会的事業所で働く元山さん・今井さん(仮名)    
20時00分 指定質問〈1〉 竹村文子(先端総合学術研究科院生)
20時10分 指定質問〈2〉 鈴木悠平(先端総合学術研究科院生)
20時20分 指定質問への応答
20時40分 全体質疑応答
20時50分 総括、閉会あいさつ
       立岩真也(先端総合学術研究科教授)
21時00分 閉会

 ※時間配分等は変更される可能性があります。
 

主催:立命館大学大学院先端総合学術研究科院生プロジェクト
  「障害者と労働」研究会
共催:立命館大学生存学研究所
問い合わせ: gr0530ev[at]ed.ritsumei.ac.jp(※atを@に変更)

>2022年度 立命館大学大学院

2022年度 立命館大学大学院 先端総合学術研究科
「障害者と労働」研究会 2022年度公開セミナー

障害のある人もない人も共に働く場とは
『精神障害を生きる──就労を通して見た当事者の「生の実践」』出版記念

公開セミナー2022フライヤー
◇開催日時
 2022年12月19日(金) 19:00~21:00(閉会予定)
 
◇開催形態
 ZOOMオンライン配信
※情報保障あり(日本語音声を文字通訳します)

◇参加申込
 申込みは、こちらから(事前申込制)

 ※フォームからの参加申し込みが難しい場合には、
  下記の問い合わせ先にメールをしてください。

 問い合わせ先 山口和紀 
 mail: gr0530ev[at]ed.ritsumei.ac.jp(※atを@に変更)

  
     
 
◇著者
駒澤 真由美(こまざわ まゆみ)

著書『精神障害を生きる』書影
経営コンサルティング会社勤務時に夫と死別。その後、新規事業の立ち上げを任され、希死念慮を伴ううつ病を発症。退職して臨床心理、精神保健福祉を一から学ぶ。精神科病院や就労支援施設での実習を通じて、精神保健医療福祉と雇用に関わる制度・サービスに疑念を抱き、研究の道に進む。日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て、2021年9月に立命館大学大学院先端総合学術研究科修了。博士(学術)。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科プロジェクトマネージャー(研究指導助手)。立命館大学生存学研究所客員研究員。
 
 
◇趣旨
 精神障害者の就労実態は、障害者雇用促進法に基づき雇用制度によって補助がなされる一般就労よりも、障害者総合支援法に基づき福祉制度によって補助がなされる福祉的就労が圧倒的多数を占めています。
 実際に働く精神障害当事者は、自ら体験してきた様々な「就労」の場や、「精神障害者」のラベルを貼られて生きるということをどのように捉えているのでしょうか。そして、誰もが「良く生きていくことができる」社会、障害のある人もない人も「共に生き、共に働く」場とは、どのようなものなのでしょう。
 「障害者と労働」研究会2022年度公開セミナーでは、『精神障害を生きる――就労を通して見た当事者の「生の実践」』著者の駒澤真由美さんと、社会的事業所で働く当事者2名をお迎えし、院生プロジェクトメンバーからの指定質問も交えて討論を深めます。

 
 

2021年度立命館大学大学院先端総合学術研究科パートナーシップ委員会企画

ワークショップ
コロナ禍における人間関係のモヤモヤから考えなおす「つながり」


パートナーシップ委員会企画ポスター

※クリックでPDFファイルダウンロード

本企画は、コロナ禍によって生まれた人間関係のモヤモヤ、またはコロナ禍を通して顕著に浮かび上がった人間関係の具体的なモヤモヤ事例(モヤモヤした気持ち、不安、悩み)を出発点に、参加者と共に私たちが求める「つながり」とはなんなのか、「つながり」はどうあればよいのか、コロナ禍によって切断されかけているのだとすれば、どのようにしてつなぎ直すかを考え、意見を交わすワークショップ形式の場です。

日時 2022年2月2日(水) 15:00‐17:00
場所 立命館大学 衣笠キャンパス 創思館 SO303・304号教室
http://www.ritsumei.ac.jp/campusmap/kinugasa/)

※新型コロナウイルス感染症に対する立命館大学の行動指針(BCP)レベルが2月2日の時点で 3以上に引き上げられた場合、オンライン開催に変更

講師
  • ⾼橋 康介(⽴命館⼤学総合⼼理学部教授・認知⼼理学)
    共著『⽇常と⾮⽇常からみるこころと脳の科学』2017など
  • 御旅屋 達(⽴命館⼤学産業社会学部准教授・社会学)
    共著『「若者/⽀援」を読み解くブックガイド』2020など
主催 立命館大学大学院先端総合学術研究科パートナーシップ委員会

当日の企画実施内容は以下のとおり

  • 挨拶+高橋先生パート
  • 御旅屋先生パート
  • ディスカッションパート
  • 2022年度のイベント

    NEW AVENUES IN GAMES STAUDIESゲームスタディのフロンティア2

    DATE:2023.3.16(Thur)13:00-
    LOUNGAGE:English(言語:英語)
    HOSTED BY:RITSUMEIKAN UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL OF CORE ETHICS AND FRONTIER SCIENCES
    ORGANIZED BY:STEFANO GUALENI & MARTIN ROTH
    CO-HOSTED BY::CREATIVE MEDIA RESEARCH CENTER (CMRC)
    CENTER FOR GAME STUDIES (RCGS)

    国際シンポジウム「精神医学のトランスサイエンス」
    『グローバル・メンタルヘルスを再考する:「治療のギャップ」のエビデンスギャップ』基調講演 ステファン・エックス(エジンバラ大学社会人類学上級講師)

    日時:2023年2月18日(土曜)16時-18時30分(終了後に、関係者打ち合わせ会21時まで)
    会場:(ハイブリッド)英語のみ
       立命館大学朱雀キャンパス 1F 多目的室
    主催:RISTEX「ヘルスケアアーカイブズに基づくELSI研究と患者・市民参画」(代表:後藤基行)
    共催:医療社会学研究会、立命館大学生存学研究所
    協力:立命館大学先端総合学術研究科

    院生コロキウム「ポストメディア時代における東アジアの文化芸術研究─テーマとパースペクティブ─

    日時:2023年1月31日(日)9:50~18:00
    会場:立命館大学衣笠キャンパス 創思館408にて対面とZoomで開催
    共催:立命館大学アジア・日本研究所重点研究プログラム「東アジアの文化芸術研究」ユニット
    立命館大学アート・リサーチセンター研究拠点形成支援プログラム「ARCデータベースを活用した家庭内視覚文化論の試み」プロジェクト
    協力:立命館大学大学院先端総合学術研究科

    合評会 「櫛原克哉『メンタルクリニックの社会学』(青土社、2022年)と駒澤真由美『精神障害を生きる』(生活書院、2022年)」

    日時:2023年1月29日(日)16:00~19:00
    開催形態:対面+Zoom配信(ハイブリッド開催)
    場所: 龍谷大学大阪梅田キャンパス
    主催: 医療社会学研究会
    共催:立命館大学生存学研究所、
       立命館大学大学院先端総合学術研究科
       立命館大学大学院人間科学研究所
       RISTEX「 ヘルスケアアーカイブズに基づくELSI研究と患者・市民参画 」(2022-2026 代表:後藤基行)

    MEDIA BOUNDARIES「メディアバウンダリーズ」

    2023.1.10 (Tue) 16:10~
    Place: Ritsumeikan University Kinugasa Campus
    Hirai Kaichiro Memorial Library, 1F Conference Room
    参加無料 FREE REGISTRATION
    (please register before Jan. 5 to receive details on the discussion)
    https://forms.gle/z8ihB8J4XjD9jE
    Ly9

    PLAN 75上映会・トークイベント

    PLAN75バナー

     
     映画「PLAN75」の上映と早川千絵監督をお招きしたトークイベントを開催します。上映会は対面のみ、トークセッションは対面・Zoomウェビナーで行います。映画「PLAN75」のオンライン配信はありませんのでご注意ください。
     本作品は、第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、5月28日、長編映画新人監督に授与されるであるカメラドール賞・スペシャルメンションを受賞し、第95回米国アカデミー賞国際長編映画部門日本出品作品にも選出され、非常に注目されています。
     
    日時: 12月23日(金)14:30~18:00

    会場: 立命館大学衣笠キャンパス以学館IG102 / Zoomウェビナー
        トークセッションは対面・Zoomの両方で開催
        ⇒会場へのアクセスは こちら

    参加:要事前申込
        こちら から   
        ※トークセッションは文字通訳・手話通訳あり
        ※トークセッションは記録のため録画します。
         参加者の録音・録画は対面・zoomともにお控え下さい。

    プログラム: 
     14:30-16:30 「PLAN75」上映(対面会場のみ)
     16:30-16:45 休憩
     16:45-18:00 トークセッション(対面会場およびZoomウェビナー)
     18:00     閉幕

    登壇者: 
     早川千絵監督
     大谷いづみ(産業社会学部教授・生存学研究所副所長)
     斎藤真緒(産業社会学部教授)
     〈司会〉川端美季(生存学研究所特別招聘准教授)
     
    問い合わせ先:seizongakukikaku@gmail.com
          (生存学研究所オンライン運営事務局)
    主催:立命館大学生存学研究所
    共催:立命館大学人間科学研究所、産業社会学部、先端総合学術研究科
     
     

    院生プロジェクト「障害者と労働」研究会
    2022年度公開セミナー「障害のある人もない人も共に働く場とは」

    『精神障害を生きる──就労を通して見た当事者の「生の実践」』出版記念

    日時:2022年12月19日(月)19:00~21:00
    開催形態:ZOOMによるオンライン配信
    参加方式:事前申し込み(参加費:無料)
    申し込みはこちらから(12/17 21:00〆切)

    院生プロジェクト「デジタルメディア空間と情動」研究会
     
    伊藤守先生 特別勉強会「情動とメディア研究の課題」

    デジタルメディア空間と情動研究会チラシ
    日時:2022年12月2日(金)14:00~16:00
    場所:立命館大学衣笠キャンパス 創思館4階so401.402教室
    対象:学生・院生・教職員(申込不要)
    概要:早稲田大学教育・総合科学学術院教授、日本メディア学会会長の伊藤守先生をお呼びして勉強会を行います。当日は冒頭30分ほど伊藤先生から「情動とメディア研究の課題」についてご講演いただいた後、90分ほど参加者とのディスカッションを行う予定です。

    問い合わせ:gr0476ie[a]ed.ritsumei.ac.jp(代表・浦野)
         [a]を@に変更してください。 
     
     

    2022年度 立命館大学大学院 先端総合学術研究科
    パートナーシップ委員会企画講演会
    「領域横断研究のフロンティア」

    2022PS企画チラシ
    ◇開催日時
     2022年11月17日(木) 17:00~19:00(閉会予定)
     
    ◇場所
     立命館大学衣笠キャンパス創思館1Fカンファレンスルーム(申込不要)
    +ZOOM配信
      https://ritsumei-ac-jp.zoom.us/j/95773079402
      ミーティングID: 957 7307 9402 
     
    ◇講師
    宮野 公樹(みやの なおき)先生

    宮野先生写真
     京都大学学際融合教育研究推進センター准教授。1996年立命館大学理工学部機械工学科卒業後、2001年同大学大学院博士後期課程を修了。
     学問論、大学論、(かつては金属組織学、ナノテクノロジー)。総長学事補佐、文部科学省学術調査官の業務経験も。
     国際高等研究所客員研究員も兼任する他、2021年5月一般社団法人STEAM Associationを設立し代表理事に。日本イノベーション学会理事。
     2008年日本金属学会論文賞等の学術系の他、2019年内閣府主催第一回日本イノベーション大賞の受賞も。前著「学問からの手紙—時代に流されない思考—」(小学館)は2019年京大生協にて一般書売上第一位。2021年2月発刊の近著「問いの立て方」(ちくま新書)。
     
     
    ◇趣旨
     既存のディシプリンの枠組みを超えようとする先端総合学術研究科で、私たちははたして「横断的研究」を活かせているのでしょうか。
     今回、横断的研究に取り組んでおられる宮野公樹先生をお招きし、改めて「横断的に研究をする」とはどういうことかを一緒に考えたいと思います。

     
    ◆ビラのイラスト著作者はmacrovector/rawpixel.com/pch.vector 出典はFreepikです。
     
     

    2022年度立命館大学先端総合学術研究科院生プロジェクト
    パートナーシップ委員会企画講演会
    「日中社会の生と死」研究会

    2022年度立命館大学先端総合学術研究科院生プロジェクト「日中社会の生と死」研究会
    テーマ:「現代日本の葬送とグリーフ」
    日時:2022年11月12日(土)14:00~16:30
    開催形態:現地+ZOOMによるオンライン配信
    参加方式:事前申し込み
    開催場所:立命館大学衣笠キャンパス
    申し込みはこちら
    申し込み締め切り:2022年11月10日20:00まで
    詳細についてはこちらをご覧ください。
     
     

    大学院ウイーク2022
    「現代思想と人文学を行き来する」

    大学院ウイーク2022チラシ
    ◇開催日時
     2022年11月8日(火) 17:00~18:30(閉会予定)
     
    ◇場所
     ZOOMによるオンライン配信(11月7 日15:00までに要事前申込)
      >>> こちら から!
     
    ◇講師
     阿部 朋恒先生(共生)   
     千葉 雅也先生(表象)
     
    ◇趣旨
     学問にはいくつもの入り口がありますが、そのフロンティアではすべてがつながっています。先端総合学術研究科は、領域・分野ごとに定められた輪郭のなかで思考を磨くだけでなく、そこから一歩を踏み出して世界の複雑さと対峙する挑戦者を応援してきました。
     このトークイベントでは、現代思想と人類学を専門とするお二人にそれぞれの学問的フロンティアを語っていただき、その重なり合いから見える世界の面白さを分かちあいます。
     
     

    ホームカミングデー開催報告

    ホームカミングデー2022チラシ
    〈院生プロジェクト2022スタートアップ報告会の様子〉
     2022年度に採択された院生プロジェクトがそれぞれブースを出し、活動内容や今後の予定について報告しました。
    院生プロジェクト2022スタートアップ報告会の様子 各プロジェクトの資料は  >>こちら に残してあります。正規のメンバーでなくとも参加は可能ですので、一緒に研究する仲間を見つける参考にしてください。
     
    〈ホームカミングデー2022の様子〉
     博士論文を出版した3人の修了生を招き、先端研での思い出、単著出版までの経緯などについてお話ししていただきました。
     会場・オンライン合わせて、50名弱の院生と修了生が参加し、活発な質疑応答も行われました。
    ホームカミングデー2022の様子 
    ホームカミングデー2022の様子 川﨑寧生さん「博士論文出版の経過・経緯についての一事例――様々な人との繋がりの重要性――」
     笹谷絵里さん「自分の博士論文を学術書として出版しよう!」
     松枝亜希子さん「『一九六〇年代のくすり』を刊行するまで」
     
    ホームカミングデー2022の様子 会場には先端研修了生の著作も展示しました。

     

    院生プロジェクト2022スタートアップ報告会

    「日中社会の生と死」研究会

    日中社会の生と死ポスター
     

    「アート/クラフト」研究会

    「アート/クラフト」研究会
     

    SOGI研究会

    SOGI研究会ポスター
     

    Public-Inclusion-Research-Project

    Public-Inclusion-Research-Project
     

    incurable研究会

    incurable研究会資料
     

    家庭内・親族間等における人権問題研究会

    家庭内・親族間等における人権問題研究会資料
     

    「障害者と労働」研究会

    「障害者と労働」研究会
     

    ソーシャル・プラクティスとアート研究会

    ソーシャル・プラクティスとアート研究会
     

    映画・テレビドラマ映像分析研究会

    映画・テレビドラマ映像分析研究会
     

    映像と現代音楽研究会

    映像と現代音楽研究会
     

    エスノグラフィー研究会

    エスノグラフィー研究
     

    デジタルメディア空間と情動研究会

    デジタルメディア空間と情動研究会
     

    美学・芸術学基礎文献講読会

    美学・芸術学基礎文献講読会
     

    学術論文創作技法講読会

    学術論文創作技法講読会
     

    公聴会(2021年度)

    2021年度春学期博士学位審査(甲号)公聴会

    以下のとおり公聴会を実施いたします。
    なお、やむを得ぬ事情のあるときを除き、
    先端総合学術研究科大学院生は全員参加を原則としています。


    • 【終了】学位審査申請者:SHEN CHIN
      学位申請論文名:Same-sex Marriage and Pluralistic Family Forms – Study on Sexual Equality in Taiwan –
      日時: 2021年 7月 5日(月)18時00分~19時00分
      場所: Zoom
      【主査】小川 さやか 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】Ilenia Ruggiu 准教授 (カリアイ大学)
      【副査】Paul G. Dumouchel
         (元立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授)
      【副査】千葉 雅也 教授(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】美馬 達哉 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    • 【終了】学位審査申請者:KAI HE 
      学位申請論文名:A case study of a Beijing Manju Elite Lady’s School and the US-Ch’ing Relations(1900~1916)
      日時: 2021年 7月 8日(木)10時30分~11時30分
      場所: Zoom
      【主査】小川 さやか 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】RAJKAI, Zsombor Tibor 教授 (立命館大学国際関係学部)
      【副査】Paul G. Dumouchel
         (元立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授)
      【副査】西 成彦 特任教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】美馬 達哉 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    • 【終了】学位審査申請者:XU TING
      学位申請論文名:On the Use of Interactive Media Art to Help Autistic Children Develop Friendship
      日時: 2021年 7月 15日(木)10時30分~11時30分
      場所: Zoom
      【主査】小川 さやか 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】細井 浩一 教授(立命館大学映像学部)
      【副査】Paul G. Dumouchel
         (元立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授)
      【副査】美馬 達哉 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】Martin Roth 准教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    • 【終了】学位審査申請者:中嶌 清美
      学位申請論文名:過労死家族の会の形成と展開――京都と大阪の過労死運動と過労死家族の会と当事者の事例から――
      日時: 2021年 7月 15日(木)11時45分~12時45分
      場所: 創思館カンファレンスルーム
      【主査】立岩 真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】山崎 喜比古 教授(放送大学)
      【副査】後藤 基行 講師 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】小泉 義之 特任教授(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    • 【終了】学位審査申請者:駒澤 真由美
      学位申請論文名:精神障害を生きる当事者の「生の実践」―リカバリーと一般就労の直線的理解を超えて―
      日時: 2021年 7月 15日(木)13時10分~14時10分
      場所: 創思館カンファレンスルーム
      【主査】立岩 真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】森岡 正芳 教授(立命館大学総合心理学部)
      【副査】後藤 基行 講師 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】小川 さやか 教授(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    • 【終了】学位審査申請者:金野 大
      学位申請論文名:医療的ケアを必要とする小児と家族の社会関係の縮小と再構築について
      日時: 2021年 7月 15日(木)14時30分~15時30分
      場所: 創思館カンファレンスルーム
      【主査】立岩 真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】中根 成寿 准教授(京都府立大学公共政策学部)
      【副査】美馬 達哉 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】松原 洋子 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    • 【終了】学位審査申請者:幸 信歩
      学位申請論文名:近現代日本の精神医療における作業療法に関する歴史研究――作業を介在させた治療法の導入と展開
      日時: 2021年 7月 15日(木)16時00分~17時00分
      場所: 創思館カンファレンスルーム
      【主査】美馬 達也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】橋本 明 教授(愛知県立大学教育福祉学部)
      【副査】松原 洋子 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
      【副査】小泉 義之 特任教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)


    ★ 公聴会発表者へ
    公聴会発表にあたっての留意事項です。

    1. 発表時間は30分、質疑応答30分とする。
    2. レジュメの様式は特に指定しない。
    3. レジュメのデジタルデータをメールに添付して提出すること。
    4. 発表用原稿またはメモはレジュメとは別に各人において用意すること。
    5. 発表用に使用する機器類については事前に相談すること。
    6. 2010年度よりWEBでの音声配信も先端研内で公開としていますが、なんらかの理由により公開しない場合はその旨届けること。

    以上

    エスノグラフィー研究会(2022年度)

    院生代表者

    • 酒向 渓一郎

    教員責任者

    • 阿部 朋恒

    概要

    本研究会の目的は、エスノグラフィーの批判的読解、および実地での訓練調査を通じて、研究会参加者のフィールド調査力を向上することにある。エスノグラフィーとは、フィールドワークという経験的な調査手法を通じて、人びとの社会生活について具体的に書かれた記述のことを指す。近年、人類学・社会学を問わず、さまざまな分野において研究手法としてエスノグラフィーが導入されている。本研究会に参加する院生のフィールドもさまざまであるが、全員が参与観察や生活史の聞き取りに取り組んでいるという共通点をもち、収集したデータからエスノグラフィーを書くことになる。これまでに描かれてきたさまざまなエスノグラフィーの読解と訓練調査を通じて、参加者のフィールド調査力を向上する機会としたい。そこで本研究会では以下の2つの目標を設定する。
    ➀様々な分野で描かれたエスノグラフィーの中から課題図書を選び、月1~2回の読書会を開催する。
    ➁研究会顧問である阿部の引率の下、京都市北区の里山において合宿を行い、フィールドワークの訓練を目的とした簡易的な調査を行う。そこで得たデータについては、検討会を開催し、調査内容やインタビュー方法について参加者の間で相互検討を行う。

    活動内容

    おおよそ月2回、レジュメ担当者を決めて課題図書を輪読した。
    参考のためこれまで輪読した書籍の一部を下記に記す(順不同)。
    ブロニスラウ・マリノフスキー(2010)『西太平洋の遠洋航海者』(増田義郎訳)講談社学術文庫
     アリス・ゴフマン(2021)『逃亡者の社会学』(二文字屋脩他訳)亜紀書房
     宮前良平(2020)『復興のための記憶論』大阪大学出版会
     ロイック・ヴァカン(2013)『ボディ&ソウル』(田中 研之輔他訳)新曜社

    成果及び今後の課題

    本研究の成果としては、分野横断的にエスノグラフィーを輪読することができたことがあげられる。たとえば人類学を志す院生が社会学者やその他の分野の研究者が描いたエスノグラフィーを読む機会を得ることができた。このように普段はあまり馴染みのない分野にて描かれたエスノグラフィーの内容を、時間をかけて検討、批判的に読み込むことができたのは、将来的に本研研究会の参加者がエスノグラフィーを描く際の参考となったといえる。他方、今後の課題としては当初予定していたフィールドワークの訓練合宿が行えなかったことである。このことは、コロナ禍が比較的落ち着いたことで本研究会参加者の多くが自身のフィールドに戻ったため、合宿参加者の予定を合わせることが困難であったことが大きい。しかし、合宿の意義はあるという意見は参加者のなかで一致しているため、今後研究会を継続する場合訓練合宿を行いたい。

    構成メンバー

    酒向 渓一郎
    柴田 惇朗
    坂本 唯
    孔 文浩
    李 思航
    曹 旭東
    清水 美春
    片平 美雪
    吉川 由貴
    西本 春奈